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半年のフィリピン留学で英語話せるようになった?

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フィリピン留学中は一ヶ月ごとの進捗というか勉強の進み具合を記事にしていました。 ここでは、半年間(24週)の留学期間で結局どう変わったかを振り返ってみたいと思います。

過去の振り返り記事はこちら。

フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を四ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を五ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を六ヶ月やってみて - USO800

半年のフィリピン留学で英語話せるようになった?

タイトルにもありますが、結局一番はそこですよね。
話せるようになった、と思います。
 

留学中は成長をなかなか実感できなかったこともあり、ちょっとストイックにものを考えすぎていた気がします。 やればやるほど上級者への道のりが考えていたより遥かに長く険しいことが分かった、というのも大きいですね。

なので↑にあげた過去の振り返りでは、あんまり変わってない…って考えていたものがほとんどです。 もちろん上を見ればきりがないし、現状の英語力に満足している訳ではないのですが、一般的な意味で「英語話せる」状態にはなっていると思います。

フィリピンに着いてすぐ、一校目のオリエンテーションでいきなり英語のスピーチをやってしどろもどろだったことを考えると、半年間で飛躍的に話せるようになっているのは間違いないです。 思い返せば 一ヶ月目の振り返り の頃はまだまだ留学の効果が表面的にはあまり表れていなくて、不安に感じながらもただただ授業に必死に着いていってたんですよね。

一日終われば脳みそがどっと疲れている状態で、でも知らない単語いっぱいあるので復習もがんばっていて。 今は内容にもよるけれど、一コマの授業程度の会話では当時ほど疲れたりしないし、辞書引く必要のある単語もそんなにたくさんありません。 一ヶ月目当時の自分にはほんとにできるのかな?と思えていたことができるようになっているなあ、というのは実感として大いにあります。

 

日本に帰って来てからは英語力維持のため、去年やっていた DMM英会話 を再開したり、各種の英語勉強会に参加したりしています。 スカイプの、マイクを通した音声は肉声とはまた違ってちょっと聞き取りにくいのですが、フィリピン人教師であれば 8〜9割程度聞き取れる感じ。

フィリピン人以外、例えばセルビア人などだとたまにスピードの速い先生がいて聞き取りづらかったりしますが、7割は聞き取れる感じかな? このくらい聞き取れると、フィリピン人相手であればほとんど聞き返すことはなく、セルビア人であってもたまに聞き返す程度で会話が成立します。

また、留学前にはまともに話せなかった外国人と、留学後は普通に談笑できるようになっていたり、街中で道に迷っている外国人に話しかけたりしてみたり。 留学前は考えもつかなかったことができるようになっていて、当時の自分が私を見たら「英語話せる人」認定しただろうな、という程度には話せています。

 

ただ、試験などを受けている訳ではないのでどのくらい変わったかを定量的に計ることは今はできません。 TOEIC は一度受けるつもり。想定では 650点くらいじゃないかな?と思います。 英検も受けようと思っているけど、多分2級くらいじゃないかな。 申し込むのをすっかり忘れていたので、受験できるのは早くても来年、2016年1月になりそうです。

この辺りのレベルはせいぜいやっと中級になったと言える程度なので、スコア的にはそれほど大したことはないのですが、おそらくほとんどの同スコア帯の人よりかなり英語を話せるだろうとは思います。

 

英語力の維持と向上

一方でやはり日本語で生活をしているので、英語力が日々低下している気がしています。

今になって改めて実感するのですが、頭の中で話すことを考えて、それを口に出して発言するっていうサイクル。 日本語だとこのサイクルをほとんど意識することなく、頭の中で考えたことを即座に発言できると思います。

半ば無意識なので、慎重になっているとき以外、頭の中で発言を組み立てている意識さえほとんどない。 本来であれば思考と発言の二動作のはずだけど、一動作で完結するイメージですね。 多分思考段階では日本語とは異なる、中間言語的なぼんやりゆるふわなイメージ言語でものを考えているので、そういう感触になるんだと思います。

 

英語だとそういうわけにはいきません。 留学初期の頃は日本語で考え、英語に翻訳し、発言を組み立て、発言する、というステップが必要でした。 だいたい四つの動作でやっと話してるイメージ。

時間を経るごとに英語に翻訳するスピードが非常に速くなってきて、だんだん日本語で考える状態が希薄になっていき、英語で会話している時にはいったい何語で考えているのか自分でも分からない状態になっていき、発言の組み立てもあまり意識する必要がなくなって来ていました。

要するにスポーツなどでの反復練習と同じく、慣れてくるとそれほど意識せずに素早くスムーズに特定の動作を行えるようになるのと同じですね。 日本語で話す時の一動作にはさすがに及ばないけど、二動作くらいで会話できているようなイメージ。

 

で、これがだいぶできなくなってきていると感じます。 思考から発言まで、日本語には及ばないものの割とダイレクトに口に出せていたものが、ちょっと考えないと出てこない感じ。

しばらく使っていない物や人の名前が出てこなくなる人って結構いると思いますが(私がそうです)、その感覚に近い。 これはもう避けようがないことだと思うので、日々英語学習を続けるしかないですね。

 

留学してみて分かったこと

漠然と「英語話せる」という状態になったら英語マスターで、多少の維持の努力は必要だけど、ネイティブとだって誰とだってペラペラだってイメージでした。 で、TOEIC 満点の 990点取れる人や、外資系企業や英語圏で働いている人はそのくらいなのだと。

でも実際にはそんなことないんですね。 英語の勉強は年単位で必要で、そう簡単に話せるようになることはなく、話せるようになってもそれは相手が合わせてくれる結果で、ネイティブの自然なスピードについていけるようになるのは至難の業だ、ということ。

TOIEC はそもそもインプットである Reading と Listening の評価しかしないテストで、スコアが高くても話せない人はいくらでもいる、ということ。 外資系企業のように英語環境で働いている人でも、英語の通じる相手と通じない相手、聞き取れる相手と聞き取れない相手が仕事相手にいたりする、ということ。

ハリウッド映画を字幕なしで楽しめるようになるためには、かなり高い英語能力が必要になる、ということ(TOEIC990点くらいでは無理らしい)。

三ヶ月なり六ヶ月なり語学留学すれば一丁上がり、英語話せるようになって誰が相手でも大丈夫、という状態をある程度期待してた訳です。 でもそんなに甘くはないんですね。

考えてみれば日本語をしゃべるにしても、小学生の6年間、中学生の3年間、高校生の3年間と学校教育に絞っても12年間日本語を使用していて、その年齢に見合った表現ができるようになっている訳で。 ある程度効率よく学習して短縮できるにしても、長期間使うことで習得した日本語と同等の英語能力を、半年程度でマスターできるはずがないんですよね。

自分の今の日本語能力を習得するのに、半年程度で達成可能かと考えてみれば分かりやすいです。 考えてみれば当たり前なんですが、本格的な英語学習はこの留学経験がはじめてなので、やってみてはじめて分かったことでした。

 

あともうひとつは、英文法の大事さ。 英語の能力は4技能から構成されると言われていますが、Reading、Listening、Speaking、Writing のどの技能にも英文法が密接に関与していることですね。

Listening にはあまり関係しないような気がしますが、実際に英文法力があると、会話の中で相手の言葉を完全に聞き取れなくても類推できるようになるんですね。 よくよく考えてみると日本語の会話でも、相手の発言内容を実際に紙に書き取れるほど完全に聞き取れていないことも多いです。 それでも会話に支障がないのは、日常的に相手の言葉を類推しながら意味を理解しているからなんですね。

 

実際留学生活を振り返ってみると気づくんですが、ちゃんと聞き取れているわけではないのに、以前より相手の言っている内容が理解できるようになっているんですね。 ディクテーション、英語音声を聞き取ってからの穴埋め問題なんかは文法力が上がると正答率がかなり上がるようになります。

聞き取れなくても、前後の文章からどんな単語が入るか類推できるから。 最初は本来の聞き取り能力が上がってる訳じゃないし意味がないんじゃないかな、とか思ってたんですが、そんなことないんです。

英語の場合はリエゾンやリンキングと呼ばれる、連続した単語が繋がってひとつに聞こえる発声があったり、短縮表現があったり、日本人には区別の難しい発音があったり、日本語ほどじゃないけど同音異義語もあります。 これらも英文法が分かっていると実際のリスニング能力そのままでも、聞き取れた他の単語の組み合わせから類推できるようになるんですね。

 

例えば I'd like to... という表現。 話し手によるものの、 I would → I'd の短縮変化は結構聞き取りにくく、I like to... に聞こえやすいです。 でも would like to〜 をいう表現を知っていれば、ああそう言ったのだなと類推することができます。

また、私は What's (= What is)... という表現を聞き取れないことが割とあります。 これだって後に続く単語が分かれば、be 動詞が必要なので What じゃなくて What's って言ったんだなとすぐに分かります。

 

英語ではイントネーションやリズムがとても重要なんですが、これも英文法と関係があります。 日本語と違い、英語は文章の中で特に強調すべき品詞(固有名詞や動詞)を特に大きい声で、それ以外は小さい声で、抑揚(イントネーション)をつけて発声する言語です。

なのでそもそも、初心者の場合主だった名詞や動詞しか聞き取れないことが多いのは割と当たり前なんですね。 強調されない、それ以外のそれほど重要ではない単語は、短縮表現になったりリエゾンで別の単語みたいになったり事実上消失したりします。

それで意思の疎通に影響がないのは、その程度の表現で十分類推できる程度の英文法能力を相手に期待しているからなんですね。おそらく。

 

目下の課題

「英語話せる」ようになったとはいえ、まだまだ発展途上なので、もっと英語力を上げていく必要があります。 引き続き一番のウィークポイントはリスニングなので、そこを重点的に。

ただしスピーキング能力は一番衰えやすそうなので、こちらも抜かりなく。

 

しかしおそらく一番の敵はモチベーションで、継続して英語学習していくことが一番難しいです。 効率よかろうが悪かろうが年単位で英語の勉強していれば、誰でも結構な英語力を身につけられるはずなんですが、それができないのはみんな挫折しちゃうからなんですよね。

はてぶで英語学習に関する良さげな記事にブックマークいくらやっても、英語力なんて上がらないんです。 継続と実践こそ大事。

って訳で現在は主に以下を使って英語学習を続けています。

 

  • DMM英会話
    • 大手スカイプ英会話サービス。フィリピン教師が多いですが、東欧や中米などの先生も結構います。
    • なかなか毎日というわけにはいかないのですが、がんばって続けています。
  • iKnow!
    • スマホの英単語学習アプリ。有料ですが、DMM に買収されたお陰で DMM英会話利用者は無料で使えます。
  • zuknow
    • スマホの英単語学習アプリ。基本無料で使えます。iKnow! 使うようになってあまり使わなくなってきました。
  • hulu
    • ネット映画サービス。洋画でリスニングを鍛える目的です。無料期間で終了するつもりがうっかり有料期間に。
  • Netflix
    • huluと同じネット映画サービス。hulu は継続せず、こちらのみで続けるつもり。

 

ほんとは留学期間のように、ノートに知らない英単語書き留めて辞書で調べてってサイクルをやった方が学習効率が良いのですが、留学期間が終わり、日本に戻って普通の生活に戻ってしまうとそれを続けるのがなかなか難しいのですね。 もちろんできる人もいると思うのですけれど。

私自身はそれほどストイックに頑張れる方ではないので、負担の少ない学習方法で継続させていこう、と考えています。
 

学生生活では今ではできなくなった一日10時間を超える勉強ができていた訳で、そういう環境を与えられるって意味でもやはり留学って得難いものだったなと思います。

よかったらこちらも読んでみてください。

oakbow.hatenablog.com

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フィリピン留学を六ヶ月やってみて

f:id:oakbow:20151011235921j:plain 恒例の振り返りです。
早いもので、とうとう6ヶ月(24週)経過してしまいました。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を四ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を五ヶ月やってみて - USO800

この一ヶ月(4週)で変わったところ

正直4週で習得した内容が劇的に変わったりはしないんですが、モチベーションはある程度復活しました。
それでも最初の3ヶ月に比べると雲泥の差なんですが、まあ、身の入らない勉強を無理にしても...と。
多少なり机に向かって復習できるだけよしとしていました。
授業はだいたいちゃんと受けてましたけどね。

一方でカリキュラム(時間割)を変えました。というか変わりました。
6時間あるマンツーマンクラスのうちあろうことか2クラスの先生が突然クビになってしまい、他の先生に交代。
Reading と Vocabulary の授業だったんですけどね。
比較的最近雇われたばかりの先生でしたが、突然解雇を言い渡されたらしく、正直驚きました。
たまたま夕方に買い物に出かけたところでばったり会って、「実は今日で最後になった」って聞いて。
お別れを言えただけ良かったかもしれません。

Pronunciation の授業を追加

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前回の振り返りにも書きましたが、Pronunciation の先生を5ヶ月目の時点で変更していたので、それに併せてテキストも変わっていました。
このテキストがとても良くできていて、改めて発音のやり方をやや厳しめかつ丁寧に指摘してもらうようになって、自分でも良くなっているのを実感しました。
まあ、自分で感じる発音って結構怪しくはあるのですが。

授業内容には満足していたものの、進捗がイマイチ。
どう見ても終わらないので、発音の授業を追加することにしました。
「このペースだと卒業するまでにこのテキスト終わる気がしないんだけど、間に合う?」と聞いても「大丈夫大丈夫♪」と割とお気楽に答えるだけで。
不安に駆られながらもおとなしく続けていたんですが。
ことペース配分とか、期間を見越して何かを終わらせられるか見積もるって能力がフィリピン人には大きく欠けている気がします…。
実は、どうしても間に合わないようなら二週間ほど期間を延長しようかとか、若干ハラハラしながら考えていたんですが。

同じ先生を二コマ受けたりできるのかな?ダメだとしたら今受けてるどの授業の先生を発音の授業に変えてもらうといいかな?とあれこれ相談していたところで、ちょうど↑に書いたように二人の先生がクビで交代に。
たまたまだと思いますが、そのうちの一人は発音の授業が得意な先生が割り当てられていました。
なのでそっちを発音に変えてもらい、無事二コマに。
元の発音の先生には、私が発音の授業増やしたいと伝えたから彼女になったのかと思った、と言われました。
そのくらい教え方がうまいと他の先生にも認められる存在のようです。

その評価は確かに当たっていて、わずか4週だけ受けた先生でしたが、一番影響を受けたかもしれません。
元の先生は母音、こちらの新しい先生は子音の発音を分担して担当してもらいましたが、駆け足ながら4週でみっちり一通りの発音を教えてくれました。
「ちょっと期間が短いけどなんとかする」と、予定していた授業内容をしっかり終わらせてくれましたし。
とにかく厳しくてちゃんとできるまで繰り返し発音させられます。
Tongue Twister という早口言葉のような、LならL、RならRの発音を含む単語ばかりやたら含んだ文章を読み上げる発音の訓練があるんですが、とにかくこれをさんざんやらされます。
最初はなかなかスムーズに言えないし、もっと速くと急かされるし、たった50分でもへとへとになっちゃうんですが、お陰で随分発音するのが楽になった気がします。
まだまだ向上の余地はありますけどね。

実はこの新しい方の発音の先生、家庭の事情で最終週はすべて午後半休になってしまい、午後一の授業だった私はすべて代理の先生になってしまいました。
午後半休は仕方ありませんが、ぎりぎりなんとか子音の発音を一通り教えてもらえるはずが、当てが外れて困ったことに。
彼女の授業は彼女自身が組み立ててやっていて、テキストに沿ってやっている訳でもないので、代わりの先生で…というのは難しく。
一連の発音の授業なので、教え方が違う先生に、最終週の一週間だけ習っても効果は知れています。
どうしても譲れない部分だったので、学校のスタッフに頼んで時間割を変更してもらいました。
結果、先生や科目はそのまま順番だけを組み替えて、彼女の授業が午前中になるように変更してもらいました。
数日つぶれてしまったものの、おかげで何とか子音すべての授業を受けることができました。
正直駆け足で教えてもらった感があるので、もう一ヶ月くらいじっくり教わりたかった気もしますが、まあ期間が短かったので集中できたのもあるかもしれません。

さいごに

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とうとう六ヶ月経ってしまいました。。。
前回、ファーストイングリッシュの卒業時にはすでに Genius に入学することを決めていたし、その間に一週間のバカンスも挟んでいたので、慣れ親しんだ学校やクラスメートと分かれる寂寞感はあったものの、そこまで強いものではありませんでした。

しかし今度は、六ヶ月間の学校生活とフィリピン生活両方とのお別れです。
学校生活も慣れてしまうとそれが当たり前になってしまい、ダルくてちょくちょく授業サボったりあんまり真剣に聞いてなかったりってのもありましたが、卒業しちゃうと受けたくても授業受けられないんですよね。当然ですが。
楽しい授業も退屈な授業も苦しい授業もありましたが、今となってはどれも良い思い出です。
ほんとにあっという間で、ほんとに半年も経ったの?と半信半疑になってしまう感じ。
そこには多分、モラトリアムをもっと享受したい甘えの感情と、楽しい時間をもっと過ごしたい寂しさがあるんでしょうね。

しかし学生生活はもう終わり。今度は得たものを仕事に活かしていくことになります。
現在の英語力に満足している訳ではないので、英語の勉強そのものはまだまだ続けていくことになりそうです。

ファーストイングリッシュにはプレテストとポストテストがあり、割と具体的にどのくらい英語力が伸びたか分かるようになっているんですが、Genius にはポストテストがありません。
その代わり、各授業の先生が寸評のようなものを書いてくれ、総合評価でのレベルの変化を教えてくれます。
私は Elementary(4段階のうち下から2番目) から Intermediate(4段階のうち下から3番目)になっていました。
ほんとかな〜〜という気がしないでもないですが、しかし気がついてみると、レストランの電話予約をやったり、特にスクリプトを用意しないで数分レベルの簡単なスピーチができるようになっているので、そのくらいの伸びはあったと考えていいのかも。
過去の Intermediate の生徒はずっと優秀だったので、まだまだ満足している訳にはいきませんけどね。

留学六ヶ月を経た最終的、全体的な総括はまた別に起こしたいと思います。

Thank you.

RUFFA, BELLA, LEVI, SARAH, JONI, ROTCHELLE, IVY, JARIZ, LEE, THERESE, MARLY, ELLYN, BECKY.

And other teachers, staff and students.

I'm really appreciate you. You gave me a lot of good memories and improved my english!

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フィリピン留学を五ヶ月やってみて

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早いもので、もう5ヶ月(20週)経過してしまいました。
感覚的にはその半分くらいしか過ぎていないんですが、学校生活と社会人生活って体感スピード全然違いますね。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を四ヶ月やってみて - USO800

この一ヶ月(4週)で変わったところ

代わり映えしません。
のっけからネガティブワードですが、いろんな意味で前回更新時からそんなに変わった気がしないです。
というのも、モチベーションダウンしちゃってるんですね。自分でもまずいとは思っているんですが。
1〜4ヶ月目にもある程度モチベーションが下がった時期はあったものの、それなりに勉強時間を維持できていました。
平日はだいたい2時間、週末は土日のどちらかで6時間くらいはやっていたかな?
ここ一ヶ月は授業時間以外の自習時間をあまり確保できていません。

学校を変えることで環境を変え、刺激を与えることでモチベーションの維持に繋げるというのは間違っていないと思うのですが、むーん。
同じマクタン島内なので学校外の環境は変わらず。フィリピン留学というものに慣れちゃってるので日々の生活にそんなに新しいものを感じることはなく。
やっぱりセブシティに移動して周辺の環境もすっかり変えるべきだったかなと思わないでもないですが、そうしたところであまり変わらなかった気もします。
「やる気が出ない」なんて甘えそのものですが、しかし長期の学校生活でモチベーションを維持するのはなかなか難しいものです。

Writing の授業を変更

とはいえ学業面で変わったところはもちろんあります。
私の総合評価は Elementary ですが、唯一 Pre-Intermediate レベルだった Writing の授業の先生を変更し、そのついでに授業内容を Listening に変更しました。
マンツーマンの授業なので、先生さえ対応可能であればこういう変更は割と柔軟にやれます。
使っている教材は TALKENGLISH.comESL Cyber Listening Lab です。
最初は前者を使っていたんですが、スピードが早すぎるので今は後者を使っています。
どちらも英語修得者向けのサイトで、比較的短くて平易なテキスト(スクリプト)と音声を提供しています。
最初に音声のみを繰り返し聞いて内容を理解し、簡単な理解力テストを行った後、実際にスクリプトを見ながら再び音声を聞く、音読する、というのが授業の流れ。
スクリプトを読む限りは非常に簡単な文章で、知らない単語や熟語が出てこないことも多いのですが、音声のみで内容を把握するのはまだまだ大変です。

Pronunciation の先生を変更

発音の授業の先生を変更しました。悪い先生ではなかったと思いますが、あまり相性が良くなくて。
今のところこの変更は成功で、曖昧だった発音をかなり修正してもらっています。
私は [ɑ] や [æ] の正しい発音のやり方をきちんと知らなかったのですが、改めて教わってだいぶ改善できたように思います。
あと、恥ずかしながら [ɪ] と [i] の発音(大文字と小文字の i )や [ʊ] と [u] の発音(大文字と小文字の u)があるのを知りませんでした。[ː] (長音記号)で延ばすかどうかだけでひとつの発音だとずっと思っていて。まあそういう誤解していてもそう変わらない気もしないではないのですが。

前の学校で3ヶ月習っているのにも関わらず、発音では改めていろいろと気づきがあります。
これは前の学校がダメだったとかそういうのではなく、ある程度厳しめに教えてもらえるようになったからかな?と思っています。
発音の授業はだいたいどの生徒も結構きつい科目に上げることが多いし、初級の生徒にあまりダメ出ししていても却って伸びないだろうし、ある程度のところで "good!" って言ってもらえるのもまた必要だったのでしょう。

シャドーイングを開始

授業外の活動として、リスニング向上のためにシャドーイングをはじめました。
シャドーイングって何?って方はこちらを読むと分かりやすいと思います。

シャドウイングとオーバーラッピングの違い、効果的な学習方法と注意点

英語の音声に半拍遅れて復唱することで、リスニングや発音の能力を高めることができるという学習方法。
ちなみにこちらの先生に shadowing って説明してもほぼ通じませんw
日本独特の学習方法らしく。その点でほんとに有効なのか、少々不安で今までやっていなかったのが正直なところです。

使用している教材は、First English で使っていた VOA の音声データです。
今のところ3週間弱、一日30分程度たまにさぼりつつやっていますが、ちょっとだけリスニング良くなったかな?くらい。
最初はまともに声を発することもできず、口の中でもごもご言っているだけでしたが、最近はちゃんと音声を聞き取った上でそれを発することができるようになってきました。
ただ、VOA の音声自体は繰り返し聞いているのでずいぶん聞き取れるようになってきていますが、それが例えばネイティブの先生相手のグループクラスで活きているかというと、ちょっとは聞き取れるようになってきているかなあ、でも気のせいかもなあというレベル。
まあそんなに急激に良くなるはずがないので、卒業までぼちぼち続けようかなと思っています。
シャドーイングを勧める記事では割と劇的に変わるようなこと、良く書いてありますけどね。。
ほんとは↑の記事に書いてあるディクテーションまでやった方が良いのですが、そこまでは手が回っていません。

Genius には簡易的なジムがあるので、トレッドミルでの30分のウォーキングをこのところ、夕食後の日課にしています。
この時に一石二鳥とばかりに、このシャドーイングをやっています。
トレッドミルで黙々歩くのも、ひたすらシャドーイングをぶつぶつやるのも割と続けるのが大変なくらい地味で退屈ですが、両方を組み合わせると良い感じで続けられています。
比較的効率が良いことが好きなので、30分間で健康維持と英語学習、同時に二つのことができるのが良いのかもしれません。

単語の勉強を開始

通常の単語の勉強は、授業で出てきた知らない単語を辞書で引き、ノートに書き留めるというごく普通のやり方をしています。
大多数のご多分に漏れず、私も書いて覚えるやり方が一番覚えやすいようなのですが、書かずに覚えるってできないかなと思い、スマホアプリに手を出してみました。 英語学習のスマホアプリはとてもたくさんあるので、どれが良いのか見当もつきませんでしたが、 zuknow というスマホアプリを使っています。
これは「TOEIC550」とか「英検3級」とかのテーマごとに問題集が用意されていて、単語の意味を4択から選んだり、例文の穴埋めを入力したりして覚えられるようになっています。
問題を解くのは一回につき5分から10分程度ととても手軽なので、ここ3週間くらい、ほぼ毎日続けられています。
覚えやすさで言えばやはりノートに書き取って辞書を引いてってやり方の方が上な気がしますが、手軽で続けやすいというメリットを選択した感じ。
そのうち他のアプリも手を出してみたいなと思っています。

留学五ヶ月で英語話せるようになった?

前月とあんまり変わらないのですが、日常会話レベルであれば不安に思うことはなくなっています。
ごくたまーーーーに異様に聞き取りにくい発音の人がいますが、現地人との意思の疎通もだいたいできています。
フィリピン人の先生であれば体感で8割くらい、現地人相手だと9割くらいかな?
現地人相手のパーセンテージが高いのはそんなに難しい会話をすることが少ないから。
フィリピン人の先生とは日本文化や国際情勢、日本やフィリピンの社会情勢の話などをしたりもします。
社会人が話す政治や経済向きの話をすることはそれなりにあるので、どうしても知らない単語が度々出てきて辞書引く必要があるものの、それなりに文法を意識して話せるようになりつつあります。
まだまだ使える表現に制限はあるのですが、フィリピン人の先生たくさん、こちらは私一人だけという言語アウェイ環境でも普通に楽しめるようになっています。
まあ、フィリピン人の先生はかなりこちらの言いたいことを察してくれるところも大きいんですけどね。

ネイティブの先生は相変わらずなかなか聞き取れない(そして新しく来た生徒は私より聞き取れている)状況ですが、自分比では少しずつ向上している印象です。
新しく始めたリスニングとシャドーイングの効果でしょうか?
at a snail's pace ですが進歩があるならそれだけでもありがたいところなので、今後も延ばしていきたいところです。
ネイティブの話を9割理解できて会話が成立するのが漠然と思い描いていた理想なのですが、今のペースだと5〜6割理解できるようになれば良い方でしょうか。
どうも私の場合、最後までリスニングが付いて回りそうですね。

さいごに

ジムでウォーキングしているのはダイエット目的が一番ですが、健康維持の目的もあります。
こちらの学校生活では基本的に座りっぱなしになってしまうので、結構運動不足になりやすいんですよね。
なのでジムを併設している語学学校は結構多いです。
体を動かすのは気持ちのリフレッシュにもいいですし。
私は開発者に多いと言われる腰痛持ちで、座りっぱなしの期間が長いと座骨神経痛が起きるようになって足が痺れてしまうので、それを解消するためにも続けています。
また、Genius に来て最初の一ヶ月半は妙にお腹を下すことが多かったんですが、時期的な慣れなのか体調が改善したのか、特にそういうこともなくなりました。

ただ、ちょっと調子に乗って早朝30分(学校外、シャドーイングなし)と夜30分(ジムのトレッドミル、シャドーイングあり)のウォーキングを一時期やってました。
そこそこに疲れるので、これまた日課になっているランチ後のお昼寝タイムで寝過ごすようになってしまい、午後一番の授業をかなりサボりまくりました。。。
さすがにいかんなってことで早朝の方は週末のみやることにして、平日はやらないようにしています。

さて、とうとうあと残りあと一ヶ月。
もしかしたら若干の延長をする可能性はありますが、他の学校に転校してさらに留学を継続はしないつもりです。
半年なんてほんとにあっという間ですが、最後までフィリピンの生活を楽しみつつがんばりたいと思います。

フィリピン留学を四ヶ月やってみて

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恒例の振り返りです。
四ヶ月(16週)経ったので、現状を見直してみましょう。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800

環境が変わりました

前回の振り返りで触れましたが、四ヶ月目より二校目に移っています。
フィリピン留学では長期留学の場合、2〜3ヶ月程度で学校を変えるのが割と当たり前になっているらしいことを事前に調べて把握していたので、それに従った形です。 変える理由は、マンネリ化しちゃうから。
基本的に変化に乏しい生活を送るので、環境変えないとモチベーションの維持が難しくなるんですね。
もちろん敢えて同じ学校に通い続けるのもアリだろうとは思います。その場合は慣れ親しんだ先生に継続して習うことができ、環境の変化に戸惑って学習効率が落ちることを避けることができますね。
私に関して言えば、学校を変えたのは正しい選択だったかな、と思っています。区切りがあることで、意識を新たにすることもできましたし。

また、学校を移す際に、一週間の空白期間を設けました。
フィリピンの語学学校は(おそらく)すべて週単位で動いていて、日曜日に入寮し月曜日から授業開始、卒業週の金曜日に卒業して土曜日に退寮というスケジュールで動いています。
ファーストイングリッシュ を卒業してそのすぐ翌週に Genius に入ることもできたんですが、せっかくだし軽くバカンスを挟みたいなと考えたんです。
なので Genius への入学を一週ずらして、その間にシンガポールへ観光に行ってきました。
公用語が英語の国なので語学力を試す目的ももちろんあったのですが、気持ちのリフレッシュや新たなモチベーションの確保、外国人に対する苦手意識の払拭など、いろんな効果があって個人的には大当たりな旅行でした。
機会を設けて、このシンガポール旅行の話もそのうちしていきたいと思います。

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学校の違い

一校目はファーストイングリッシュ。
二校目は Genius。
結構違います。

前者は日本資本。後者はロシア資本。
フィリピンの語学学校は日本資本か韓国資本がほとんどなので、ロシア資本はかなり珍しいです。他にはないかも?ってくらいに。

一校目の人種比率はほぼ日本人。
二校目の人種比率は多様。

前者では 3ヶ月の間、台湾人の三人家族と韓国人ひとり以外はすべて日本人でした。計算してないけど 99% 日本人。ひとりいた韓国人も在日韓国人だったので、感覚的にはだいたい日本人。
後者ではロシア人、台湾人、日本人、サウジアラビア人、イラン人、カザフスタン人などがいて、国際色豊かです。

一校目のクラスルームは大教室がひとつに、グループクラス用の教室がいくつか。
二校目は基本的に先生単位で教室がある。

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前者の教室はちょっと変わっていて、生徒全員がひとつの大きな大教室に入ります。
生徒それぞれに自席があり、これをキュービクルと呼んでいます。
マンツーマンの授業であればこのキュービクルに先生がやってきて授業を行います。
グループクラスの場合はこの大教室は使わず、決められた教室に生徒の方が出向いて授業を受けます。

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後者の教室はすべて先生単位で用意されていて、生徒には自分の席って概念がありません。
マンツーマンにしろグループクラスにしろ、授業を受ける先生の教室に生徒が向かいます。
マンツーマンの教室の広さはちょっとまちまち。1.5帖〜6帖くらいでそれぞれ独立・密閉されています。
グループクラスは最大8名なので、そのくらいの人数が入ることができるレベルの広めの教室が確保されています。

教室の概念に関しては Genius のやり方が一般的で、ほとんどのフィリピンの語学学校で同様の形式で授業していると思います。

これ以外にも両者の違いは多岐に渡るのですが、雰囲気の違いに大きく影響しているのはこのあたりだと思います。
他の違いについても、語る機会があればまた。
建物とか部屋とかもかなり違うし。

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Genius の自室から見えるマリバゴの海。
このあたりはリゾートホテルが集中しています。
左手に見える白亜の建物は QQ English のマクタン校だったりします。

留学四ヶ月で英語話せるようになった?

うーん。話せるようになっているかな、という気が漠然とします。
日常会話レベルであればですけれど。
三ヶ月経過時点 、シンガポール旅行でそこそこに英語でコミュニケーション取れたので自信着いていたんですが、ちょっとだけ伸びた鼻をへし折られてるところです。
まあ話せると言っても「メシ ドコカ タノム」とかそういうレベルなので、いずれにしろまだまだ発展の余地が大いにあるのですが、残念ながら前回の振り返り、三ヶ月経過時点からあまり成長していないのを実感しています。

まずひとつには、学校が変わって勉強の習慣をうまく再構築できなかったこと。
ファーストイングリッシュでは割とすんなりと平日の予習復習、土日どちらかの勉強時間の確保ができていたんですが、このサイクルをこちらではうまく作れていなくて、勉強時間が減っています。
理由はいろいろあると思うけど、ファーストイングリッシュでの大教室はイコールそのまま自席だったので、勉強しやすかったんですよね。
Genius にも自習に使える教室はあるし、そうじゃなくても自室で勉強できるんですが、「いつも勉強している机」という環境が個人的に大きい気がしています。個人差ありそうですけど。

ふたつには、モチベーションをうまく維持できていないこと。
学校を変えたりシンガポール行ったりでモチベーションを保つための刺激を与えてはいるんですが、それでもダレちゃっているところがあります。上で効果あったと書いておきながら。ちょっとまずいですね。。

みっつめは、妙に体調不良な日が多いこと。
私は元からお腹を下しやすく、ファーストイングリッシュに入って一ヶ月くらいもほぼ毎日お腹壊してる感じでした。
その後の二ヶ月はだいたい安定(日本にいる時と同程度にお腹壊す)していたんですが。
Genius に来るとまたお腹壊すようになり、まだ続いています。うーん。なんでだろ。

Genius の授業環境

思い起こせばファーストイングリッシュは、TOEIC の点数で表現すると私も含めて 500点未満の人ばかりが入学していて、基本的に初心者ばかりでした。
Genius では日本人以外が結構いるため、中級かそれ以上の語学力の生徒が割といます。
また、総合的な語学力では初級でも、リスニング力の高い生徒がとても多いです。
加えて、Genius のグループクラスは基本的にネイティブ(アメリカ、イギリス、オーストラリア人)講師が担当しています。
つまり、ただでさえリスニング力に課題のある私には、さらにさらに厳しい環境になっている訳です。
私以外は全員日本人じゃないグループクラスの授業とかあったりするんですが、ぺらぺらぺら、としゃべるオージー講師が何言っているのか、私以外全員理解しているシチュエーションがざらにある(というかそればっかり)んですね。
多少手加減してくれてるのは間違いないものの、ネイティブ講師はやはりフィリピン人講師に比べると圧倒的にしゃべるスピード速くて。
でも他の生徒はどうやらちゃんと聞き取れているらしくて。
ダレてるとか言っている場合じゃありませんね。

グループクラス以外の授業、マンツーマンクラスの内容も総じて難しくなっている印象です。
私が受けているマンツーマンは Speaking、Grammar、Vocabulary、Reading、Listening、Pronunciation ですが、中学英語から高校英語かそれ以上に一気に上がった感があります。
特に Grammar では教わる内容が日本の高校英語の英文法とは明確に違っていて、「え?そういう法則や決まりが英文法にはあるの?」という発見が結構あります。
これ毎日ちゃんと習得できれば英文法力相当あがりそうなんですが、若干キャパオーバーで復習が追いついてないですね。。。

Genius のレベル分け

ファーストイングリッシュのレベル分けは Begginer、Intermediate、Advanced のみっつ。
Genius は Begginer、Elementary、Intermediate、Advanced のよっつです。
グループクラスでクラスメイトになった、ネイティブレベルで英語を話せる(ように感じる)ロシア美女が Intermediate だったので、Genius のレベル分けはかなり厳しめのようです。
入学したてのころに他の生徒に聞いた話では、他校である程度の期間英語の勉強をしてからこちらに移っている生徒でも、たいてい Begginer になるという話でしたし。。。

私は幸い Elementary からのスタート。Writing に関しては Pre-Intermediate になっている(他はすべて Elementary)ので、ファーストイングリッシュでがんばった結果がこのレベルに反映されていると考えることができそうです。
3ヶ月がんばった甲斐があったなあ。。。
これもまた親身になって教えてくれた先生方のお陰なんですけれど。

そしてレベルが上がったその分、今苦しむことになっている訳ですが、追いつくのが楽な授業を受けても進歩はしないので、そこは仕方がないですね。
おかげで毎晩、脳みそがほんとに物理的にぐったり疲れるまで勉強しています。
新しいプログラム言語や概念覚えようとしている時の「やっべー、全然分かんないんだけど超やばくない?! みんな余裕で分かってるみたいなんだけど!」って感じの時はほんとのほんとに脳みそフル回転、家に帰る時にはシナプス結合が筋肉痛の超回復みたいなノリで新しく構築されつつあるイメージを抱きながらとぼとぼ歩いてたりしてますが、まったくもって今はそんな感じです。

さいごに

という訳で、三ヶ月目〜四ヶ月目は若干の停滞期に入ってしまっています。
ただまあ、学校を変えても四ヶ月目にもなると、ある程度は仕方ないかなあというあきらめの気持ちもあります。
外に出て新たな刺激を受けるにも、どうしても慣れてしまっているところがありますし。
とはいえ英語を今以上に習得したい気持ちはあるので、あと二ヶ月引き続きがんばろうと思います。

しかしながら、再びリスニング力が壁としてぶつかってきたところがネックです。
英語の4技能と呼ばれる Reading、Listening、Speaking、Writing のうち Listening 力が他と比べて極端に低い現状は変わらず。
シンガポール旅行ではそこそこいけたので自信に繋がったんですが、こちらのグループクラスのネイティブの授業ではいいとこ聞き取れるのは3割で、でも他の生徒はほぼ完全に聞き取れていて、という状況。
日本人の生徒も、私よりは聞き取れているように見えます。
もう少しなんとかしなければ。。。という焦りを再び感じているところです。
以前の振り返りを読み返すまでもなく、私自身のリスニング力は向上して入るんですが、なんとかもうちょっと上げたいんですよねえ。
相変わらず特効薬などはなく、地道にやって地道に向上させるしかなさそうなんですけどね。
とりあえず VOA もうちょっとがんばろうかな。

フィリピン留学前には英文法を勉強しておこう

f:id:oakbow:20150802213328j:plain フィリピン留学も3ヶ月を超えました。 今にして思えば留学前の準備はいろいろ不足していました。
今回はそのうち、英文法の話。
なお、基本的に初級向け、TOEIC でいえば 500 以下の人向けです。

英文法の勉強をやる

フィリピンに来る前は、いろんなフィリピン留学サイトやブログで情報収集をしていました。その際にほとんどのサイトで「ひとつでも多くの単語を覚えるべく勉強する」と書いてあったように思います。
理由は、留学期間を少しでも無駄にしないために、事前に一人でできる勉強はやっておくべき、というものです。

理由自体には賛成なのですが、個人的には単語の勉強より英文法の勉強を優先した方がいいんじゃないかな?と思いました。
これは私自身の経験もそうですし、周囲の他の生徒に聞いた話を総合してもどうやらそんな感じでした。
これは多分留学する人の英語レベルにも左右されるのですが、初級以下、TOEIC で言えば 500 点以下くらいでしょうか。

このくらいのレベルだと、そもそも日本の中学校の英語の文法をきちんと習得できていないか、忘れてしまっています。
で、初級の英会話だと中学英語の英文法を超えることはほとんどないと思います。
結構聞きますよね?中学英語で十分なんだ、って。
英文法に限定して言えばこの話はとても正しいと思います。

英文法が分からないとどうなるの?

会話で英文法をまともに使えないと、ひたすら単語の羅列で会話をすることになります。
海外旅行なら多分、最小限の動詞(wantとかbuyとか)と代名詞(Iとかthisとかthat)と、あとは please と How much? と度胸で乗り切れると思います。
でも例えば、あれとあれも買うから安くしてよと値切ってみたり、レストランで今日のお勧めの料理やお酒を聞いたり、通行人にバスや地下鉄を使った目的地への行き方を聞いたり、ってことになるとなかなか難しくなるんじゃないでしょうか。
英語話者と会話を楽しみたいと考えているなら、最低限(=中学英語)の英文法はなかなか避けて通れないと思います。
逆に、海外旅行で必要最低限の英会話を身につけたいって場合は、留学する必要はあまりない気もします。
電子辞書片手に、物怖じせずどんどん話していけばなんとかなりそうです。

英文法が分かるとどうなるの?

英会話の習得にかかる時間を短縮することができ、効率的に勉強することができます。
留学してて思うんですが、中学英語の英文法と高校までの英単語の使用頻度ってかなり高いんですよ。
なので英文法あらかじめやっているかどうかはすごく影響するんです。
また、先生たちは生徒と会話しながら、表現上の間違いを文法的にどんどん指摘してきます。
この指摘内容を理解して改善するためには、そもそも中学英語程度の英文法能力がないと結構きついんですね。
当たり前の話ですが、先生たちは英語で英文法の説明をしてくるので、それを理解するための英語力が必要で、でもそれがないから留学してるんだよね、という、缶詰の中の缶切りのような状態に陥ります。
英単語の場合、どれだけがんばっても知らない単語は出てくるものですし、その場で意味を尋ねたり辞書を引けばすみます。
でも知らない英文法の場合はそうもいかず、結構な授業を無駄に過ごしてしまうことになりかねないんですよね。

例を挙げるとすれば、例えば時制の一致。

  He said that he wanted to hire an assistant.

that の前が主節で、後ろが従属節。
主節の時制に従属節も従っているので時制の一致というんですが、これ、まるで知らずに英語で説明されてもなかなか分かんないと思うんですよね。なんかそういうもんらしい、というニュアンスくらいは伝わると思いますが、下記サイトみたいな解説内容を英語できちんと理解するのはちょっと難しいでしょう。

このように、英語では主節の動詞の時制が過去になれば、多少の例外はありますが従属節の動詞もその支配を受けて過去の方向に変わっていきます。これが冒頭で述べた「時制の一致」で、「話法」をはじめ、英語の複文において主節と従属節の時制に関する通則となっています。
第26章 時制の一致

そんなに難しい理屈ではないので、日本語での説明だったら、たいていの人は理解できると思います。
でも当然先生は日本語しゃべれないので、英語で説明してくる訳でして。先生が何言っているのかまるで分からない状態だと英語力を上げるのはかなり難しいです。
でも英文法の知識がすでにあるのであれば、「あ、これってもしかしてこういうこと言っているのかな?」と先生の言いたいことがだいたい理解できるようになります。

実際には時制の一致程度であれば間違えたところですんなり通じますが、それにも限度があるので、意思の疎通をスムーズにやるためにはできるだけ正しい文法を使える必要がある訳です。
そして英文法そのものは、日本語の分かりやすいテキストなりがあれば独学で学ぶことが出来ます。きちんと習得済みの人に解説してもらえるならそれが一番ですが、それが無理でも日本語のテキストで勉強するだけでもかなり違います。

あとこれは英語に限った話じゃないと思いますが、勉強ってある程度習得していれば習得しているほど学習効率が高くなって、同じ授業を受けていても理解や上達の差がぐんぐん広がるんですね。
下地があるかどうかって結構重要です。

押さえておいた方がたぶん効率がいい英文法

じゃ、具体的にどの辺を押さえておくべきでしょうか。
中学英語と言っても中学三年の英語は結構難しいです。
まずは中学一年〜二年の英文法を押さえておくといいと思います。
余裕があれば中学三年生のも。

中学二年生までの英文法というと非常に簡単な気がしてきますが。。。
特に英語の勉強をしていない社会人の場合、下に挙げるような英文法、きちんと覚えてるって人は少数派だと思います。

  • 品詞
  • 名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、接続詞、前置詞、疑問詞
  • 五文型
  • S + V
  • S + V + O
  • S + V + C
  • S + V + O + O
  • S + V + O + C
  • 時制
  • 現在形、過去形、未来形および各進行形
  • 受け身
  • 疑問詞
  • what, who, whose where, when, how
  • 形式主語(it)
  • 不定詞
  • to + 動詞
  • 比較
  • 原型、比較級、最上級、more、most、as~as
  • 分詞
  • 動詞 + ~ing
  • 現在完了
  • have + 過去分詞

別に完全にマスターしなくてもいいんです。
中学生時代に結構がんばってた覚えがあるなら、ひととおり流す程度に復習すればかなり思い出すと思います。
当時がんばっていなかった覚えがあるなら、今がんばりましょう。
3ヶ月留学した実感としては英語に近道はないので、過去か現在にがんばるしかないです。過去にがんばった貯金がある人が有利なのは当たり前なんです。

項目を挙げはしたものの、多分かいつまんで勉強するのは難しいので、下記のような本で勉強すると早いと思います。 定評のある本なので、中学英語は大丈夫だよ、という方にもより英文法をマスターするためにお勧めです。
末尾に紹介しているブログでもお勧め書籍がいくつか載っているので、そちらを試すのも良いかもしれません。
大きめの書店に行くとおおむね良書がおすすめされているので、そちらで選ぶのも良いですね。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

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ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)

ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)

個人的には参考書はせいぜいみっつくらいに抑えておき、なんども繰り返し、暗記するレベルくらいまでやった方がいいと思っています。
たくさんの参考書をかいつまんで勉強する人もいますが、習得の効率はあまり良くないような気がしています。

また、もし中学英語の教科書が手に入るようであれば、こちらも良いかも。
私は試したことがないので効果のほどは良く分かりませんけれど。

とはいえモチベーションが一番大事

英文法やらないと留学するのは無駄、という訳じゃありません。あくまで最大効率を考えるとこの辺習得済みの状態でフィリピンに来るのが理想的という意味です。
英文法って結構地道な努力なので、この辺りの勉強にモチベーションを維持できる人はそう多くない気もします。出来る範囲でやっておくといいかな、と思います。

こんなんやらないといけないなら留学とか無理、て感じるならぶっちゃけやらなくてもいいです。
英文法いっさいやらずに留学しても、期間によるものの得るものは大きいですし、そこそこ話したりできるようにはなります。
英文法の勉強で挫折して留学も英語習得も断念するより、とりあえず留学してみっかくらいの気持ちでもいいと思います。
やってみたら「英文法超大事」って実感すると思いますけど、その後に改めて英語の勉強の仕方を考えてみるのもまた良いかも、と思います。
回り道かもしれないけど、必要があると認識して勉強した方が良く身に付きますしね。

私は結局留学前にまともに時間とれなくて勉強できなかったんですが(言い訳)、おさらい程度にもやっておくとかなり違ったよな、と実感しています。
中高生時代に英語の勉強はがんばっていたので、留学を通して一通り思い出してはいるのですが、あらかじめ勉強しておけば思い出すまでの時間で他のことできた訳ですしね。

単語だってもちろん大事

優先順位で英文法の方が上じゃないか、と思うものの単語力はやはり超重要なのは変わりません。
先に書いたような英文法の勉強をすると多少の英単語を自然と覚えることになりますが、中学英語で習う単語数って正直英会話基準ではちょっと足りないみたいなんですよね。
中学卒業時点でおおよそ 1300 語程度、高校卒業時点で 4000〜6000 程度になるようです。
実際には書いて覚えているつもりの単語でも英会話となるとなかなか出てこないもので、覚えているはずの単語のうち3割程度会話で使えればいい方かな、というのが実感としてあります。

上に挙げた中学英語の英文法を学び終えたら、中学の英単語、その次に高校の英単語を学ぶと良いかもしれません。

さいごに

まとめるとフィリピン留学の前に、英文法を勉強しておいた方がいいよ、という話です。
そういう意味で以下の記事は結構同意するところが多いです。

英語ができるようになりたいなら、とにかく受験英語をやれ

この記事に完全に同意する訳ではありませんが、変に新しめの教材試すより受験英語やった方がいいってのは確かだと思います。

留学した際にどんな授業を学校でやるかというのは学校によって、そして先生によって違うとは思いますが、意外に日本の英語の授業みたいなこともやります。
具体的に言うと、VOA のような長文読解を普通にやります。

長文を音読して発音の不備を先生が指摘。
長文の各段落を英語で要約。
長文の理解力を試すための設問に回答。
文中の単語やイディオムの理解を深めるための英作文作成。
文中の単語やイディオムの理解力を試すための設問に回答。
文中の事柄について英語で意見を述べる。

Reading とか Speaking とか銘打たれた授業ってだいたいどこの学校にもある気がしますが、こんな構成だったりします。
割と高校英語の Reader や Grammar 的。
単純にひたすらしゃべるだけじゃないんですね。
他の授業も、意外に話すだけじゃなく書かせる授業は多いです。
思えば以前にやっていたスカイプ英会話でも、先生によっては結構文法的な解説に時間を割いていました(品詞の単語あまり知らなかったので意味取るの大変でした)。
書いて覚えるって面もあるのだろうと思いますが、多分普通の人が思うよりフィリピン留学では書く授業が多いので、英文法分かってないとなかなか苦しいだろうと思います。