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フィリピン留学を四ヶ月やってみて

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恒例の振り返りです。
四ヶ月(16週)経ったので、現状を見直してみましょう。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800

環境が変わりました

前回の振り返りで触れましたが、四ヶ月目より二校目に移っています。
フィリピン留学では長期留学の場合、2〜3ヶ月程度で学校を変えるのが割と当たり前になっているらしいことを事前に調べて把握していたので、それに従った形です。 変える理由は、マンネリ化しちゃうから。
基本的に変化に乏しい生活を送るので、環境変えないとモチベーションの維持が難しくなるんですね。
もちろん敢えて同じ学校に通い続けるのもアリだろうとは思います。その場合は慣れ親しんだ先生に継続して習うことができ、環境の変化に戸惑って学習効率が落ちることを避けることができますね。
私に関して言えば、学校を変えたのは正しい選択だったかな、と思っています。区切りがあることで、意識を新たにすることもできましたし。

また、学校を移す際に、一週間の空白期間を設けました。
フィリピンの語学学校は(おそらく)すべて週単位で動いていて、日曜日に入寮し月曜日から授業開始、卒業週の金曜日に卒業して土曜日に退寮というスケジュールで動いています。
ファーストイングリッシュ を卒業してそのすぐ翌週に Genius に入ることもできたんですが、せっかくだし軽くバカンスを挟みたいなと考えたんです。
なので Genius への入学を一週ずらして、その間にシンガポールへ観光に行ってきました。
公用語が英語の国なので語学力を試す目的ももちろんあったのですが、気持ちのリフレッシュや新たなモチベーションの確保、外国人に対する苦手意識の払拭など、いろんな効果があって個人的には大当たりな旅行でした。
機会を設けて、このシンガポール旅行の話もそのうちしていきたいと思います。

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学校の違い

一校目はファーストイングリッシュ。
二校目は Genius。
結構違います。

前者は日本資本。後者はロシア資本。
フィリピンの語学学校は日本資本か韓国資本がほとんどなので、ロシア資本はかなり珍しいです。他にはないかも?ってくらいに。

一校目の人種比率はほぼ日本人。
二校目の人種比率は多様。

前者では 3ヶ月の間、台湾人の三人家族と韓国人ひとり以外はすべて日本人でした。計算してないけど 99% 日本人。ひとりいた韓国人も在日韓国人だったので、感覚的にはだいたい日本人。
後者ではロシア人、台湾人、日本人、サウジアラビア人、イラン人、カザフスタン人などがいて、国際色豊かです。

一校目のクラスルームは大教室がひとつに、グループクラス用の教室がいくつか。
二校目は基本的に先生単位で教室がある。

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前者の教室はちょっと変わっていて、生徒全員がひとつの大きな大教室に入ります。
生徒それぞれに自席があり、これをキュービクルと呼んでいます。
マンツーマンの授業であればこのキュービクルに先生がやってきて授業を行います。
グループクラスの場合はこの大教室は使わず、決められた教室に生徒の方が出向いて授業を受けます。

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後者の教室はすべて先生単位で用意されていて、生徒には自分の席って概念がありません。
マンツーマンにしろグループクラスにしろ、授業を受ける先生の教室に生徒が向かいます。
マンツーマンの教室の広さはちょっとまちまち。1.5帖〜6帖くらいでそれぞれ独立・密閉されています。
グループクラスは最大8名なので、そのくらいの人数が入ることができるレベルの広めの教室が確保されています。

教室の概念に関しては Genius のやり方が一般的で、ほとんどのフィリピンの語学学校で同様の形式で授業していると思います。

これ以外にも両者の違いは多岐に渡るのですが、雰囲気の違いに大きく影響しているのはこのあたりだと思います。
他の違いについても、語る機会があればまた。
建物とか部屋とかもかなり違うし。

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Genius の自室から見えるマリバゴの海。
このあたりはリゾートホテルが集中しています。
左手に見える白亜の建物は QQ English のマクタン校だったりします。

留学四ヶ月で英語話せるようになった?

うーん。話せるようになっているかな、という気が漠然とします。
日常会話レベルであればですけれど。
三ヶ月経過時点 、シンガポール旅行でそこそこに英語でコミュニケーション取れたので自信着いていたんですが、ちょっとだけ伸びた鼻をへし折られてるところです。
まあ話せると言っても「メシ ドコカ タノム」とかそういうレベルなので、いずれにしろまだまだ発展の余地が大いにあるのですが、残念ながら前回の振り返り、三ヶ月経過時点からあまり成長していないのを実感しています。

まずひとつには、学校が変わって勉強の習慣をうまく再構築できなかったこと。
ファーストイングリッシュでは割とすんなりと平日の予習復習、土日どちらかの勉強時間の確保ができていたんですが、このサイクルをこちらではうまく作れていなくて、勉強時間が減っています。
理由はいろいろあると思うけど、ファーストイングリッシュでの大教室はイコールそのまま自席だったので、勉強しやすかったんですよね。
Genius にも自習に使える教室はあるし、そうじゃなくても自室で勉強できるんですが、「いつも勉強している机」という環境が個人的に大きい気がしています。個人差ありそうですけど。

ふたつには、モチベーションをうまく維持できていないこと。
学校を変えたりシンガポール行ったりでモチベーションを保つための刺激を与えてはいるんですが、それでもダレちゃっているところがあります。上で効果あったと書いておきながら。ちょっとまずいですね。。

みっつめは、妙に体調不良な日が多いこと。
私は元からお腹を下しやすく、ファーストイングリッシュに入って一ヶ月くらいもほぼ毎日お腹壊してる感じでした。
その後の二ヶ月はだいたい安定(日本にいる時と同程度にお腹壊す)していたんですが。
Genius に来るとまたお腹壊すようになり、まだ続いています。うーん。なんでだろ。

Genius の授業環境

思い起こせばファーストイングリッシュは、TOEIC の点数で表現すると私も含めて 500点未満の人ばかりが入学していて、基本的に初心者ばかりでした。
Genius では日本人以外が結構いるため、中級かそれ以上の語学力の生徒が割といます。
また、総合的な語学力では初級でも、リスニング力の高い生徒がとても多いです。
加えて、Genius のグループクラスは基本的にネイティブ(アメリカ、イギリス、オーストラリア人)講師が担当しています。
つまり、ただでさえリスニング力に課題のある私には、さらにさらに厳しい環境になっている訳です。
私以外は全員日本人じゃないグループクラスの授業とかあったりするんですが、ぺらぺらぺら、としゃべるオージー講師が何言っているのか、私以外全員理解しているシチュエーションがざらにある(というかそればっかり)んですね。
多少手加減してくれてるのは間違いないものの、ネイティブ講師はやはりフィリピン人講師に比べると圧倒的にしゃべるスピード速くて。
でも他の生徒はどうやらちゃんと聞き取れているらしくて。
ダレてるとか言っている場合じゃありませんね。

グループクラス以外の授業、マンツーマンクラスの内容も総じて難しくなっている印象です。
私が受けているマンツーマンは Speaking、Grammar、Vocabulary、Reading、Listening、Pronunciation ですが、中学英語から高校英語かそれ以上に一気に上がった感があります。
特に Grammar では教わる内容が日本の高校英語の英文法とは明確に違っていて、「え?そういう法則や決まりが英文法にはあるの?」という発見が結構あります。
これ毎日ちゃんと習得できれば英文法力相当あがりそうなんですが、若干キャパオーバーで復習が追いついてないですね。。。

Genius のレベル分け

ファーストイングリッシュのレベル分けは Begginer、Intermediate、Advanced のみっつ。
Genius は Begginer、Elementary、Intermediate、Advanced のよっつです。
グループクラスでクラスメイトになった、ネイティブレベルで英語を話せる(ように感じる)ロシア美女が Intermediate だったので、Genius のレベル分けはかなり厳しめのようです。
入学したてのころに他の生徒に聞いた話では、他校である程度の期間英語の勉強をしてからこちらに移っている生徒でも、たいてい Begginer になるという話でしたし。。。

私は幸い Elementary からのスタート。Writing に関しては Pre-Intermediate になっている(他はすべて Elementary)ので、ファーストイングリッシュでがんばった結果がこのレベルに反映されていると考えることができそうです。
3ヶ月がんばった甲斐があったなあ。。。
これもまた親身になって教えてくれた先生方のお陰なんですけれど。

そしてレベルが上がったその分、今苦しむことになっている訳ですが、追いつくのが楽な授業を受けても進歩はしないので、そこは仕方がないですね。
おかげで毎晩、脳みそがほんとに物理的にぐったり疲れるまで勉強しています。
新しいプログラム言語や概念覚えようとしている時の「やっべー、全然分かんないんだけど超やばくない?! みんな余裕で分かってるみたいなんだけど!」って感じの時はほんとのほんとに脳みそフル回転、家に帰る時にはシナプス結合が筋肉痛の超回復みたいなノリで新しく構築されつつあるイメージを抱きながらとぼとぼ歩いてたりしてますが、まったくもって今はそんな感じです。

さいごに

という訳で、三ヶ月目〜四ヶ月目は若干の停滞期に入ってしまっています。
ただまあ、学校を変えても四ヶ月目にもなると、ある程度は仕方ないかなあというあきらめの気持ちもあります。
外に出て新たな刺激を受けるにも、どうしても慣れてしまっているところがありますし。
とはいえ英語を今以上に習得したい気持ちはあるので、あと二ヶ月引き続きがんばろうと思います。

しかしながら、再びリスニング力が壁としてぶつかってきたところがネックです。
英語の4技能と呼ばれる Reading、Listening、Speaking、Writing のうち Listening 力が他と比べて極端に低い現状は変わらず。
シンガポール旅行ではそこそこいけたので自信に繋がったんですが、こちらのグループクラスのネイティブの授業ではいいとこ聞き取れるのは3割で、でも他の生徒はほぼ完全に聞き取れていて、という状況。
日本人の生徒も、私よりは聞き取れているように見えます。
もう少しなんとかしなければ。。。という焦りを再び感じているところです。
以前の振り返りを読み返すまでもなく、私自身のリスニング力は向上して入るんですが、なんとかもうちょっと上げたいんですよねえ。
相変わらず特効薬などはなく、地道にやって地道に向上させるしかなさそうなんですけどね。
とりあえず VOA もうちょっとがんばろうかな。