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フィリピン留学を三ヶ月やってみて

 

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フィリピンに来てとうとう三ヶ月が経ちました。

一ヶ月目と二ヶ月目と同様、振り返りをやってみたいと思います。

過去の振り返りはこちら。

フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800

フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800

 

留学三ヶ月で英語話せるようになった?

二ヶ月目と同様日常会話レベルと考えた場合、ぎりぎり話せるようになったかなあ。。
留学前からは格段に進歩していて、相手によるもののそれなりに会話のキャッチボールをこなすこともできます。私は多分、難しい話も比較的簡単な単語を駆使して説明することが出来る方なので、経済や政治の話などをやることも出来ます。ファーストイングリッシュ にはプレゼンテーションやディベートの授業があり、社会問題などをテーマに自分で話を組み立てて話す訓練をしているので、そういう意味では日常会話レベルを超えているかもしれません。

ただ結局、一ヶ月目や二ヶ月目と同じくリスニングがやっぱりネックなんですよね。インプットが伴わないと結局アウトプットできないものなので。私はなぜか妙にアウトプットがインプットに比べて高めですけれど。この原因はもしかしたらあれかな、というのを最近思いつきました。

 

と、三ヶ月経ってファーストイングリッシュを卒業する時点では思っていました。結構頑張って勉強したつもりだけど、思った以上にペラペラになってないし、これはまずいのではないかと。
そうしたことを考えながら、卒業後にシンガポールへのバカンスに旅立ちました。
6日間(実質的には4日間)の旅。基本的には遊び目的ですが、英語圏の国で、自分で話さなきゃどうしようもない環境に身を置いてみて、英語力を試してみたい!というのが目的です。なかなか客観的に英語力どのくらいなのか分からないし。
結果はいろいろな思いや経験を得たものの、卒業時の自己評価より結構しゃべれているかも?という感じでした。

空港のチェックインカウンターで、想定問答集によくあるような英会話以外のことを聞かれた時もなんとか聞き取れたし、シンガポールでも現地の人とそれなりに意思の疎通を図ることが出来ました。タクシーの運転手と日本の政治について話したりとか。
空港の職員は下手な英語は聞き慣れているだろうし、シンガポールは観光立国なので以下同文な気はしますけれど、生徒の英語を聞き慣れている先生以外の人たちと話して、パスポート以外の何の後ろ盾もない異国でなんとかやれたのはちょっとした自信に繋がっています。
この辺はもう本当に本当に、今まで教えてくれた先生のお陰だと思います。

 

ちなみに、二ヶ月目で現地の人との会話について触れていますが、今現在はそこそこ聞き取れるようになっています。あくまでシンガポール人と比較した場合ですが、フィリピン人の英語はアメリカ英語により近く、聞き取りやすいように感じます。
私が話すのは学校関係者以外だと空港職員やホテルスタッフ、お店の店員や場合によっては客引きやジプニー、トライシカン、トライシクルの運転手など。
聞き取りにくかったジョリビーの店員の英語も6割くらい分かるようになりました。
私にとっては聞き取れさえすれば、話したいことは(日本語のレベルからすると非常に幼稚なものの)ある程度伝えることが出来るので、リスニング力の向上はダイレクトに英会話能力の向上に繋がるので嬉しい限りです。
普通は聞き取れるけど言いたいことが言えない、というもどかしい思いをすることが多いらしいですけどね(しない訳ではないです)。

 

こんな感じで、んじゃ結局どうなのよ?というのは自分でも判断が難しいのですが、日常会話レベル、あるいは海外旅行であまり困らない程度には英語を話せると言っていいと思います。聞き直すことは多いですけどね。

 

二ヶ月経過後からの進捗

正直あまり思わしくはなかったような。
二ヶ月経過時点の停滞期&倦怠期は結局一週間ちょっとくらいで脱して、一ヶ月目ほどの集中力はないけれど、ちゃんと勉強できる状態に戻りました。
ただ、ファーストイングリッシュで月初に行われる模擬 TOEIC は正直散々な結果。5月に430、6月に500と来て、7月は600前後を狙っていたんですが、まさかの505という悪夢。。
ただこれは理由がはっきりしていて、個人的な理由でまともに集中できなかったため。
ちゃんと集中できていれば600行けそうな感触はありました。集中するのが大変なテストではあるんですけどね。

 

多分どこの学校でも似たようなことをやると思うんですが、ファーストイングリッシュでは入学時にプレテスト、卒業時にポストテストってのをやります。
留学でどのくらい伸びたかを客観的に評価できるようにしてる訳ですね。前者は授業のカリキュラム作成やクラス編成にも利用されています。
これがどんな風に変わったかというと、こんな感じ。

  • Oral Level: Bigginer-2 → Intermediate-2
  • Pronunciation: B → A
  • Intonation and Rhythm: C → A
  • Writing: B → A
  • English Level: Bigginer-3 → Intermediate-2

プレテストではインプットに関するテストはなかったんですが、ポストテストでは模擬TOEICの簡易版がありました。

  • Listening: B
  • Reading / Grammar: B
  • Total TOEIC Score: 620 / 990

30分くらいでやるほんとに簡易的なもの。問題数が少ないのでこの数字通りの点数が本番で取れるかというとほぼ無理ですが、悪くない結果かな?とは思います。留学前の自分の漠然とした三ヶ月後のイメージには負けているので、不満ではあるんですけどね。
でも現実的には多分こんなもんでしょう。

 

リスニングに関する目に見えた変化はあまり実感できなかったんですが、ひとつ変わったことと言えば、日本人の英語を聞き取りづらくなったことです。ある程度英語力が着いて、それなりの速さで話せるようになった生徒の英語を聞き取るのが特に大変。もっと速くて発音が奇麗な先生の英語の方が聞き取りやすいです。耳がそっちに慣れたんでしょうか。

 

 私は VOA と Debate のグループクラスを受けていました。他は全部マンツーマン。
このグループクラスがレベル差の見直しのために改編されて、Advanced クラスに放り込まれることになりました。
自分的にはあれこれ足りないことばかりな気がしていたものの、どうやら Advanced クラスでもついていける程度の実力があると先生に認定してもらえていたようです。これはこれで進捗かな?
卒業間際の二週間だけだったんですが、TOEIC900 クラスの生徒と一緒に授業を受けられたのは刺激になりました。 VOA はテキストが TED に変わっています。
正直最後の一ヶ月は授業に着いていく分には非常に余裕があったので、本気でやらないとやばい!て感覚に戻る羽目になったのも良かったです。

 

このブログ内で何度か書いた気がしますが、一ヶ月〜一ヶ月半くらいで一気に伸びるよ、という話。
事前に調べたフィリピン留学に関する各種ブログでそういう話を度々目にしていたんですが、そういうジャンプアップはまったく実感できませんでした。
期待していたので少々落ち込んだのですが、ただし地味にこつこつと、なかなか気づきにくいレベルで成長していたように思います。
モチベーション下がっていてもそこそこの勉強をしていた甲斐があったかな?という気がしています。

一方でそういうジャンプアップを実際に目にしてもいます。
バッチメイトの18歳の女の子で、当初 VOA のグループクラスで一緒でした。
正直そんなに英語力が高いようには感じていなかったんですが、10週経過後の彼女の卒業スピーチで見事な英語を披露してくれました。
あまり日本人らしくない奇麗な発音で、抑揚も高低はっきりしているので非常に聞き取りやすく。特に速くはないけれど、澱みなくすらすらと。
感情を乗せて話しているせいもあるのだろうけれど、文法的な難解さも不可解さもなくすんなりと染み通るように伝わってくる言と葉に少々圧倒されました。
彼女には彼女なりに一気に成長させてくれる何かがこの三ヶ月弱の期間にあったのでしょうけれど、乙女の華開く瞬間を見るような経験はなかなかに刺激的でした。

誰にでもそういう体験が訪れるとは限らないと思いますが、二十歳前後の生徒の場合、ある程度の条件が揃えば一気に英語力が上がることは結構ありそうだな、と今は思います。
一方で、三十代以上の場合はそういう急激な成長は起こりにくいような気もしています。まあ、英語を勉強するにあたって近道のようなものはないのはどうやら確かなようなので、地道に頑張っていくしかないのは変わらないのですけどね。
地道にやりさえすれば、日々の成長は実感しにくいものの、きちんと英語力は上がるように思います。少なくとも私の場合、ちゃんと勉強した通りに上がりました。
逆をいうと勉強しないと上がらないと思います。授業に出るだけじゃなくて、自分でも勉強しないと。 

留学前の英語事情

一ヶ月目あたりに軽く私の留学前の英語環境について書いたつもりでしたが、根本的なことを忘れていました。
再三リスニング力が弱点だと書いていますが、そもそも私、耳が悪いです。

実際に会って話したことがある方は実感していると思いますが、滑舌が悪く、よく話の内容を聞き返します。これはひとえに耳が悪く、相手の発言を聞き取りにくいから。
幼少の頃からテレビの音声を度々聞き漏らして家族に聞き返すことが良くありました。
おそらく身障者手帳をもらうほどのレベルではないと思いますが、生活に若干の支障があるレベルです。
日本語でもよく一度で聞き取れずに聞き返すのですから、英語を一度で聞き取れないのはある意味当然かもしれません。なので、普通の人は私ほどにはリスニングで苦しまないかな?とは思います。

 

あともうひとつ忘れていたのは、ファイナルファンタジー11 をやっていたこと。
スクウェアエニックスが運営している、オンラインゲームのファイナルファンタジーです。
これだけだと「は?英語関係あるの?」となる方が大半だと思いますけれど。

ファイナルファンタジー11、略して FF11 は世界展開しているオンラインゲームで、日本人も外国人も同じ環境でプレイします。
人によっては外国人を避けて日本人とばかりプレイしたりもするのですが、私は外国人ともそれなりに一緒にプレイしていました。
FF11 は RPGと呼ばれるファンタジー世界を冒険するゲームですが、ドラクエなどのコマンド形式のものと違い、すべてがリアルタイムで進行します。
仲間との会話も、敵との戦闘も。
会話は音声ではなくチャットウィンドウ上で文字を打って行うのですが、ディスプレイの向こう側とはいえ対面かつリアルタイムなゲームをやりながらなので、辞書など引く余裕もなくキーボードを叩いていました。

結局この経験で、手持ちの語彙力でそれなりの会話を成立させる英語力が向上した気がします。英語そのものの勉強をする気はまるでなかったので、FF11 を年単位で続けながらも辞書を引いたことは一度もありませんでしたし。
多分、リスニング力が非常に弱いのにアウトプット能力が比較的高いのは、これが理由だと思います。FF11 上での英会話はチャットの文字だけで進行するので、簡単なリーディング力があればインプット能力としては十分でしたから。

ただ、意外と簡単な単語と単純な文法で意思の疎通は十分にできるというのを実感できたのは大きかったと思います。アメリカ人が意外と 'sorry' と言うことや、'Thank you' の返事に 'no problem.' と返すことは FF11 で学びました。

今から英語を学ぶ人にオンラインゲームを推す気はありませんが、しかし生のアメリカ人と、日本人特有の引っ込み思案があまり出てこない環境で触れ合うのはなかなかいい経験かもしれない、とは思います。とはいえ英語を勉強するためなら、素直にその手のサービスなり学校なりを選んだ方がいいとは思いますけどね。

 

さいごに 

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さて、二ヶ月目での振り返りでも書いた通り、三ヶ月経過後、ファーストイングリッシュを卒業して次の学校へ移りました。
この記事を執筆している時点ですでに二校目にいるのですが、Genius という学校です。こちらの学校での生活はまたおいおいこちらに書いていこうと思います。

 

また、三ヶ月経過してさすがにこちらの留学事情にも慣れてきた感があります。
他校のことは分かりませんが、プログラマやその他の一般の方にとってフィリピン留学ってどうなのか、やるとしたらどういう準備をした方が良いのか、別記事で改めてお話ししたいと思います。

 

しかし学校というのは特別なものですね。
三ヶ月過ごしたファーストイングリッシュにはやはり愛着がありますし、この期間は遥か昔の学生時代ともまた違う、第三の青春を過ごしたんだな、という実感があります。
仕事で過ごす場合とは時間の密度がまったく違っていて、基本的に同じことの繰り返しなので過ぎてしまえばあっという間だった気がするのですが、その一方でいろんなことがありました。
英語以外にも、得難い体験をいろいろ出来たと思います。 

Thank you.

CRISTINE, KAYE, JEL, JOCELL, ALYSSA, LENY, JANE, SHERRY, AL MARIE, CYBIL, NILLY, ROXAN, JAN LEI, JUVELYN, CRYSTAL, JOAN, HANNAH, JESSIE, CHARMAINE, MYRA, RHEMA, JEN,     .

And other teachers, staff, students.

Thank you everybody, everyone.

I love you.

  

フィリピンのビール

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フィリピンのビール状況を調査しました。

フィリピンで市販されている国産ビールは基本的に写真の通り。地ビール的な存在があるのかどうかは不明です。

国産はすべてサンミゲル社製のビール。サンミゲル以外のビールってあるの? 

 

サンミゲル・ライト

写真上段左。ライトといいつつどうやらフィリピンのビールではスタンダードの地位を確立しているみたい。ピルスナー系ビールで、非常に薄く軽い。ハイネケンを連想すると比較的近いかも。癖もなく飲みやすいけど、日本のビールに馴染んでいると味の濃さやコクに物足りなさを感じそうです。スーパーの缶ビールの他、レストランなどでも良く見かけます。というかたいてい置いてあります。

スーパーでの価格は34ペソ前後。日本円で93円くらい(2015年7月3日)。

 

サンミゲル・プレミアム

写真上段真ん中の緑色のビール。名前の通りライトよりちょっとお高め。ライトよりじゃっかんコクがあって濃いけど正直微々たるレベルかな。。。日本のビールに馴染んでいるとやっぱり物足りない気がします。スーパーやレストランでは置いていないことも。

スーパーでの価格は47ペソ程度。日本円で128円くらい。

 

コルト45

写真上段右。この中で一番癖のあるビール。といってもクラフトビールを飲み慣れていたりする人からするとそれなり。若干薬草くさいところがあるので苦手な人もいる模様。

スーパーでは置いていないことがあります。レストランでは見かけないです。

スーパーでの価格は40ペソ程度だったかな?日本円で109円くらい。

 

サンミゲル・スーパードライ

写真下段左。日本のサッポロ・スーパードライを期待してはいけない。安定のサンミゲル・ライト味からちょっとだけステータスをドライ方面に振ってみましたという感じです。フィリピン人はサンミゲル・ライト味が好きすぎて他の味だと売れないのかな?

スーパーでの価格は46ペソ程度。日本円で125円くらい。 

 

レッドホース

写真下段真ん中左。コルト45ほどじゃないけど、サンミゲル・ライトからある程度脱却したちょっとだけ癖とコクのあるビール。他のサンミゲルシリーズがサンミゲル・ライトのパラメータを+1した感じだとしたら、こちらはサンミゲル・ライトのコク方面のパラメータを+2、癖を+1した感じです。

スーパーではだいたい見かけるものの、レストランではあまり見かけません。

スーパーでの価格は34ペソ程度。日本円で93円くらい。

 

サンミゲル・ペールピルセン

写真下段真ん中右。単にピルセンと呼ぶことが多いかな?ライトの濃さパラメータを+1しているが、それでもやはり薄く軽い感じです。味の違いは明確に分かるものの、正直あまり変わらない。。

スーパーでの価格は34ペソ程度。日本円で93円くらい。

 

サンミゲル・フレーバードビア

写真下段右。レモンフレーバーとアップルフレーバーのビール。写真はレモンフレーバー。

レモンもアップルもまったく一緒のデザインで、ラベル下部文字以外の区別がまったくないので分かりにくいです。

もとが薄めのビールなので、レモンもアップルも程よく合っててなかなかおいしいです。特に女性に人気みたい。

レストランでも良く見かけます。レモンしか(アップルしか)ないとか結構言われるけど。

スーパーでの価格は35ペソ程度。日本円で95円くらい。

 

一番搾り

ご存知キリンの代表作。ただしフィリピンで市販されている一番搾りの味はサンミゲルフレーバー。日本のビールが飲みたくなって買うと壮絶にがっかりします。

スーパーでは良く見かけるけど、レストランは和食レストランくらいにしか置いていないみたい。

サンミゲルシリーズと変わらない味なのに値段は56ペソ程度。日本円で152円くらい。高い。。

 

スーパードライ

ご存知アサヒの代表作。以下の説明は一番搾りと同じです。そのままの味じゃ売れないんだろうねえ。。

 

まとめ

あくまでマクタン島でのビール状況です。ハイネケンも売ってありますが、元よりあまり好みでない上に割高で、味も想像できるので試していません。

総じて味が薄いんですが、慣れてくるとこれが普通になってきます。最初はレッドホースが好きだったけど、今はサンミゲル・ライトが一番好きです。

 

都会であるセブ島だと状況はまた違うかもしれません。フィリピンは人件費に比べて物価が高い国で、ビールもそれほど割安ではないです。
日本人ほどお酒に馴染んでいない・お酒好きな国民性じゃないっぽいので、お酒文化はそれほど発達してないように思います。伝統的なお酒としてコラフとやらがあるらしいですが、レストランその他で見かけたことはありません。

現場からは以上です。

 

フィリピンでのお金、どうすればいい?

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外国に長期滞在する場合、現地で使用するお金をどうするか?という問題があります。
フィリピンでは基本的にペソ(PHP)を使うことになりますが、大きく三通りのやり方があるようです。


クレジットカードを使う

そもそも現金を使用しないというやり方ですね。クレジットカードの種別には気をつける必要があるようです。VISA が一番通用するのかな?JCB が使える店舗も見かけることがあります。総じて日本以上にカードを使える店舗は少ないので、現金の調達方法を別途考えておく必要があります。

カードを預けてしまうとスキミングの危険性があるので、基本的に目の前でカードを切ってもらった方が良いと思います。日本や欧米と違ってカードだと安全とは行かないようです。

なぜかカードの暗証番号(3D セキュアの ID とパスワード?)を聞いてくることがあるみたいですが、絶対に教えては行けません。

なお、店舗で ID を求められた場合はほぼ確実に身分証明書のことなので、パスポートなどを提示してください。クレジットカードの ID のことではありません。日本の運転免許証でも良いと言われた方もいますが、フィリピン中どこでも通用するのかは分かりません。

私自身は VISA のクレジットカードを持ってきてますが、フィリピンでは使用していません。アメリカとかならクレジットカードが一番いい気がするんですけどね。現地の現金、特に硬貨ってなかなか慣れないので気づいたら財布の中コインだらけでずっしりになるし。

日本円を持ち込んでフィリピン国内で両替する

一ヶ月以内の短期留学であれば一番良い方法かも。長期の場合、一ヶ月2〜3万×月数程度の日本円を持ち込むことになるでしょうか。

両替できる箇所は日本国内の国際空港内、フィリピンの国際空港内、銀行、フィリピン国内の街中の両替商などで、後の方ほどレートが良いようです。

長期留学のために日本円を持ち込むとなるとそれなりに高額になってしまうため、私はこの方法をとりませんでした。10万円とかこちらで持っとくのはちょっと嫌だなあと思って。ただ、両替のレートを考えた場合は一番割がいいと思います。

なお両替商を利用する際は、以下の三つをきちんと確認しながら受け渡しをする必要があります。 

  1. 当たり前だけどレート(5万円ならいくらになる?など具体的に)
  2. こちらが両替商に渡すお札の枚数(1万円を5枚で5万円、という風に)
  3. 相手が渡してきた金額(例えば1ペソ2.8円で17857ペソと聞いていたらその額面)

1はまあ普通だし店によっては電光掲示板とかであらかじめ表示されていることも多いかな?街中のぼっろい店舗だと怪しいけれど。

2と3は、たとえ国際空港内の両替商でもすっとぼけて少ない枚数を受け取ったと言い張ったり、少ない金額を返してきたりする、という話があります。日本人だとつい日本国内の習慣で、特に数えたりせずに受け渡ししそうですよね。

ファーストイングリッシュ では依頼すれば学校に両替商が来てくれるので、このあたりはかなり楽です。額面チェックはやはり必要ですがレートもそう悪くないし。街中の両替商で両替した後ホールドアップされない保証もありませんし。
フィリピンのスーパーマーケットである Save More 内にも両替商があります。スーパーマッケットの出入り口にはガードマンが常時いるので治安面の不安はあまりありません。金額をごまかされる心配も少なく、レートも悪くなかったので、こちらでの両替がおすすめです。

 

国際キャッシュカードを使う

私はこの方式。金融機関によっては国際キャッシュカードを利用できるので、これを使って国外で ATM を利用し、引き落としを行います。

この場合、日本円が銀行規定のレートでフィリピンペソに両替されて引き落とされます。またその際に手数料が日本の金融機関側と、ATM を運用している国外の金融機関側の双方で引き落としされます。

ちょっと分かりにくいかな?私は 三菱東京UFJ銀行のVISAデビットを利用しているのですが、フィリピンで1万ペソ引き落とすと、実際の口座の引き落としは下記のようになります。

  1. 「デビット1」という名目の引き落とし・・・28234円
  2. 「D手数料1」という名目の引き落とし・・・108円
  3. 「D手数料2」という名目の引き落とし・・・548円

1が本日 6/14 時点での銀行(または VISA)レートでの1万ペソ相当の日本円、2が UFJ 銀行の手数料、3がフィリピン側銀行の手数料でしょうか。

6/14 のフィリピンペソの相場は2.72488275 円で、手数料込みの両替レートは28890 円。これを高いと見るかどうかは人によりそうですね。

なお、UFJ 銀行の VISA デビットは郵送による手続きが必要になるので、利用可能になるまで二週間程度見ておく必要があります。多分他行も同様だと思うので、利用したい場合は早めに申し込んでください。また VISA デビットはクレジットカードとして利用可能なデビットカードという代物なので、カード前面に記載されているカード番号はクレジットカードと同様秘密情報です。人に見せないように注意してください。

国際キャッシュカード は多くの発行形態があるようなので、ご自身で利用しやすいものを選ぶと良いと思います。

 

フィリピンの ATM は日本ほどどこにでもある訳ではありませんが、そこそこ利用しやすいと思います。マクタン島ではマクタンニュータウンやマリナモール、ガイサノマクタンモールなどにあります。未確認ですがガイサノグランドモールやタミヤにもあると思います。2〜3 機あるところが多い気がしますが「メンテナンス中だから他の機械使ってね」ってなってることもザラなので、最悪他に移動して引き落としを行う必要があるかもしれません。何にでも言えることですが、家から徒歩100mのコンビニですぐに引き落としできる日本とはまったく事情が異なります。余裕を持って下ろすようにしましょう。

また、割と屋外に設置されていることも多いので、(治安面で)場所を選んだ方が良いかもしれません。あれ雨に濡れて壊れたりしないのかな。。

 

国際キャッシュカードでの引き落とし方

フィリピン国内の ATM は当然ながら英語(たまにタグリッシュ選択可)なので、最初は引き落とし方に戸惑います。

各社画面の違いがややありますが、引き落としに関してはほぼ同じフローで行けると思います。

なお、国際キャッシュカードが使えるかどうかは下記のマークで判断できるのですが、マークついてなくても普通に引き落とせたりするので割と適当なのかもしれません。

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1.カードを入れる

国際キャッシュカードをカードスロットに挿入します。

 

2.暗証番号を入力します。

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こちらは国際キャッシュカード作成時に設定した、通常であれば4桁数字のパスワードを入力します。

ちなみにPIN(コード)といった言葉は暗証番号入力でよく使わる単語です。

写真には写っていませんが、画面下部に数字を入力するためのテンキーのほか、ENTER キーと CANCEL キーがあります。

3.「WITHDRAW CASH」を選択します。

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WITHDRAW は引き落としの意味。タッチパネルではないので、画面端のボタンで選択します。つい画面押しちゃいますけど。

TRANSACTION は口座処理関係の取引。お金の出入りに関係なく、口座に対する処理すべてをトランザクションといいます。金融機関によってはトランザクション単位で課金するので、残高照会でも手数料取られることがあるようです。

BALANCE INQUIRY は(口座)残高照会、TRANSFER は振り込みかな。銀行口座を扱う業務システム扱うとこの辺りの単語って割と良く使いますね。

4.「SAVING」を選択します。

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ACCOUNT は口座、SAVING は預金の意味。画面上の CHECKING はなんだろう?CREDIT CARD も良く分からんのですが、まあ支障はないので気にしないことにします。分かる方はこっそり教えてください。 

5.引き落とし額を入力します。

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AMOUNT は 金額などの総量を表す単語。なにげにATMひとつとっても英語の勉強になります。

もしかしたら金融機関によって違う可能性がありますが、上限は 1万ペソに制限されているようです。また、画面上に書いてある通り 200ペソの手数料(上に書いた 548円)が取引ごとに徴収されるので、基本的に上限いっぱいで下ろした方がいいと思います。

額面を入力したら YES を押して、渋々手数料 200ペソを了承します。

6.しばらく待つとカードと現金、取引票が出てきます。

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焦らしてんの?ってくらいおずおずとカード、現金、取引票の順番で出てきますので、心を落ち着けてゆっくりと待ちます。取引票がでない ATM もありましたが。。

一部両替などという気の利いた機能はないので、1000 ペソ札が 10枚ちゃんとあるかしっかり数えましょう。

くれぐれも取り忘れのないように。 

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取引票はこんな感じ。引き出した1万ペソ以外の情報は載っていないのでほぼ役に立ちませんが、お金がちゃんと出てこなかった!とかの場合には必要になるかも。

その他

 現地での現金調達手段ではありませんが、オンラインバンキングはできておいた方が良いです。学校の滞在期間を延長したり、有料のカリキュラムを追加した場合、現地での支払いも可能ですが、振り込みで対応できるとやはり便利です。

そんなに使う機会が頻繁という訳ではないので、短期の場合はそれほど重要視しなくてもいいとは思いますけれど。

さいごに

フィリピンでのお金の調達方法はこんな感じだと思います。クレジットカードのキャッシングを利用して現金を取得する方法もあると思いますが、未確認です。

ここマクタン島ではリゾートホテルや外国人向けレストランなど、外国人のみをターゲットにしたサービスを除いて現金決済が普通です。島外でもおそらく同様なので、上に挙げた現金調達手段をあらかじめ用意しておいた方が良いと思います。

クレジットカードのキャッシングが利率含めても割がいいなら利用価値高いんですけどね。

特に、日本円持ち込みの方の場合は他の現金調達手段も用意しておいた方が良いと思います。使えるお金が制限されていれば無駄遣いしなくてすむ、という面もありますが、一方でこちらに来てからやりたいことを見つけることも多いですし。

いつ来るか分からないまたの機会に持ち越すのももったいないです。

お金をなくしたり落としたりという不測の事態も考えられますしね。 

フィリピン留学を二ヶ月やってみて

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フィリピンに来てはや二ヶ月が経ちました。

一ヶ月経った時点で振り返りをやったのですが、二ヶ月目でもやってみたいと思います。

前回の振り返りはこちら。

フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800

 

留学二ヶ月で英語話せるようになった?

う、うーん。。一ヶ月目と同じく日常会話レベルと規定すると、なっていません。

ただ、相手によるけどリスニングはちょこっと良くなったかな?という感じです。

相手によるってのは、先生や日本人慣れした現地人相手。

彼らはこちらの英語力のレベルを良く心得ているので、非常にゆっくり分かりやすくしゃべってくれます。

現地人というのは平たく言うと観光客相手にした商売人ですね。

でも現地人でも、マクドナルドやジョリビー(フィリピンのファーストフードチェーン)の店員の言葉はほとんど聞き取れないです。なんであんなに速いんだろう。。

私よりリスニングの良いバッチメイトも聞き取れなかったそうなので、結構難関なのかもしれません。

 

留学中のファーストイングリッシュでは授業で Voice Of America というアメリカ国営放送の番組を使用しています。

主にアメリカの時事問題を平易な英語で紹介する番組で、ネイティブがゆっくりはっきりしゃべってくれるので英語初学者の教材としてもよく利用されているようです。

最初はそれなりに早く感じた VOAも、最近は初見で単語を聞き取れるようになってきたので、リスニング良くなってきたのは間違いないだろうとは思います。

もちろんまだまだなんですが、多少なりとも進歩を感じるのは正直嬉しいところ。

巷では一ヶ月〜一ヶ月半で結構聞き取れるようになるという話を事前に聞いていたので、割と焦りを感じていたんですよね。

先生に勧められて、最近はダウンロードした VOA をひたすらエンドレスで聞いたりもしています。

テキストも含め無料でダウンロードできるので、長文読解のテキストとその音声の教材が欲しい場合はうってつけだと思います。 

このところの進捗

上でリスニング上がったと言いつつ、あまり良いとは言えないのが現状。。

こちらの環境にもすっかり慣れて、ちょっと停滞期に入った気がします。

全体的な英語力の上昇スピードが鈍ってきている感があります。

なんでしょうね、成長をあまり実感できないのでモチベーションを維持しづらくなってきたのが一番の原因かな?

風邪を引いたりでこのところ学校外にあまり出ていないし、一ヶ月目に比べてあまり遊んでいないのも却って良くないかなあ。

 

こちらでは月初にTOEICの模擬テストがあるので、現状の実力チェックをすることができます。

一年前、スカイプ英会話を一ヶ月やった後のTOEICのスコアは475。

5月の模擬テストは430。6月の模擬テストは500。70点上がってはいるものの、一日1〜2コマ程度のスカイプ英会話を一ヶ月やって475点取れているので、正直この点数はまだまだかなり不満です。

あくまで模擬テストなので実際のTOEICとの誤差を考えるとほとんど一緒なんですよね。

お金も時間もかけているのでもっと上になってもらわないと困ります。

ただ、こちらの模擬テストではリスニングの環境がかなり悪く、音が割れちゃってまともに聞き取れないレベル。次回はリスニングに使用するスピーカーを変更して改善予定なので、点数は大幅にアップするはず・・・です。

次回は7月頭。TOEICが最終目標ではないので特化した勉強はやりませんが、600点目指したいなあ。

 

さいごに

 

中だるみな時期のせいもあってなんだか中途半端な感じに。

すっかり忘れてましたが引き続きフィリピン留学するつもりなので、4ヶ月目からお世話になる学校を探し始めました。

ファーストイングリッシュはエージェント業務もやっているので、学校の事務局スタッフに直接条件を伝えて学校選びを手伝ってくれます。

普通の学校はエージェント兼務はしていないと思うので、その辺りはすごく助かっています。

しかしま、本来なら2ヶ月前には探し始めたいところです。

日韓の大学生の長期休暇時期はどの学校も結構早くから埋まってしまうので、可能なら3ヶ月前からと言われるくらいですしね。

私が移るのはまさに夏休み真っ盛りの7月第2週からなんですが、大丈夫かな。

とりあえず2校ほど、近場を見学してきました。

 

 

 

フィリピンの交通事情紹介(マクタン島視点)

 

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フィリピンの交通事情は日本とは大きく異なっています。

利用できる乗り物も大きく異なるので、ちょっと紹介してみたいと思います。

 

マクタン島の地理事情

 

いきなりマクタン島と言われても分からない方が多いと思います。

フィリピンのリゾート地としてセブシティが有名ですが、セブシティが存在するセブ島の南東に浮かぶ小島です。

島の形はおおよそ楕円形で、全周は車で二時間くらいかな?島の中心地にセブ・マクタン空港があります。

セブはスキューバをはじめとした海のレジャーで有名ですが、実際にダイビングスポットやリゾートホテルがあるのはこのマクタン島です。

セブシティは首都マニラに次ぐフィリピン第二の都市で、そこそこの都会。

そこに隣接し、リゾートホテルを数多く持つマクタン島…はうってかわってとっても田舎で、良くも悪くもアジアの雰囲気を強く感じることができます。

 

マクタン島の道路事情

何しろ田舎なので、島の主要な幹線道路は基本的に楕円形を周回するハイウェイ一本です。ハイウェイといってもそう名乗っているだけで、日本の地方の生活道路程度。

マクタン島のセブシティ側にはマリーナモールやガイサノアイランドモールなどがあり、新旧二つの橋でセブ島に繋がっていて、島の中心的存在。幹線道路も片道三車線です。

しかしそれ以外の地域のほとんどでは対面通行。

島内には信号はなく、一部の交通量の多い交差点では警察官が手信号で交通整理をしています。

信号っぽいものが一応二基ほどあるのを見かけたんですが、なぜか使っていないんですよね。。

壊れているのか、人がやった方が安上がりなのか。

路肩は基本的に舗装されておらず、ごつごつの石がむき出しのまま転がっているのが当たり前です。

横断歩道も基本的にありません。

中心街のモール正面には一応横断歩道のペイントはあるんですが、片道三車線道路にも関わらず信号がないのであんまり関係ないです。

車側が人を渡らせるために止まってくれることはないので、基本人側が交通の隙を見て渡る感じです。渡り始めてしまえば止まってくれます。

 

若干頼りない(日本だと工事中の路面で暫定的に引かれる手書きっぽい)中央線があるものの、割と頻繁に追い越しをかけるのでほんとに暫定的な感じです。

車の性能的に有利なタクシーは頻繁にタクシーやトライシクルに追い越しをかけます。

祭りの時期などは逃げ場のない地理なので非常に混み、そうなると片道1車線なのに追い越しをかける車のせいで3台くらい並走していることがあります。

 

乗り物紹介

タクシー

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マクタン島には黄色いのと白いのがあります。

黄色いのは空港でしか見かけたことがありませんが、白いのより若干割高なようです。

値段以外の違いはないので白いのにしましょう、と教えてもらいました。

初乗り40ペソでメータに料金が加算されていく、世界的に共通なシステムです。

ただし一部でメータを使わずに走行し、後で法外な料金を請求するドライバーもいるらしいです。これも世界共通かな?

日本じゃいらん心配ですが、メータを使っているか確認し、使ってなければ "please use meter" とか伝えましょう。

一回言ったくらいじゃごまかそうとしてくるのもいますが、何度も言えばだいたい諦めて使ってくれます。

なぜか揃いも揃って同じ車種で同じ塗装だけど、一社しかないのかな?

マクタン島の主要幹線道路ではよくこの白いタクシーが走っているので、5分も待っていれば捕まえることが出来ます。

幹線道路から外れたところに呼び出した場合、追加のチップが必要になることが一般的なようです。

うちとこの語学学校まで来てもらった場合は、100ペソ余分に払う必要があったりします。

 

一般の乗用車を除けば走行性能が良いので、割とバンバン他の車に追い越しをかけます。

運転が乱暴だったりマナーが悪かったりするのは万国共通らしく、ジプニーの運転手などからは嫌われているようです。

また、夜間に女性一人で乗るのは危ないと言われてもいるようです。人目のあるジプニーの方が良いという理屈のようですね。

多分一番文明的で快適な乗り物ですが、日本のタクシーに比べると結構古くてボロいので、クーラーの効きが悪い個体があります。まあ他はクーラーそのものがありませんけどね。

 

ジプニー

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マクタン島にはバスがありません。電車もありません。マニラやセブなどの都会に行けばありそう(電車はマニラしかないかな?)だけど、マクタン島にはありません。

そのマクタン島で主要な足はこのジプニーで、現地の人も良く利用しています。

マクタン島は先述した通り楕円形の周回道路が幹線道路で、どこに行くにもこの道を使います。

つまり基本的に幹線道路に出た後、右方向に行くか左方向に行くかを考えればよく、行き先をあまり気にしなくてよいので、ジプニーはとても使い勝手が良いです。

厳密には多少の行き先の違いはあるのですけれど、マリーナモールに行きたいなら右方向に向かうジプニー止めれば良い、くらいの気安さで乗ることが出来ます。

 

ジプニーはどこでも乗れてどこでも降りることが出来ます。

頻繁に走っているので一分も待てば空きのあるジプニーに乗ることが出来ます。東京の地下鉄以上の頻度です。

日本の軽トラック(ほとんどがスズキのキャリィ)を改造した乗り合いバスのような乗り物で、乗客は後部座席に向かい合わせに膝つきあわせて乗ることになります。

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天井に着いてる二本のパイプは手すり代わりですが、ここにコインをコツコツ叩いて降りる意思を運転手に伝えます。

 

運賃は距離で違いますが、非常にアバウトです。

最低7ペソで、結構乗っても12ペソかな?

行き先を伝えつつお金を出せば、きちんとお釣りを返してくれます。ちょろまかしたりごまかしたりとかは経験する限りなさそうです。

ジプニーの車内は狭いので、後ろの方の乗客の運賃はバケツリレー方式で前の乗客に渡していって運転手に払います。お釣りもバケツリレー方式で返ってきます。

こういうところでちょろまかしたりする人が誰もいないところがちょっと不思議に感じたりもします。

乗り降りが激しいので運転手がすべての乗員を把握しているようにも思えず、無賃乗車やれそうな気もするのですが、そうしている人も見る限りいなさそうです。

 

フィリピン旅行ガイド的なものだとまず確実に乗るな、と書いてあります。

理由は治安上の不安ですね。セブシティなどではスリや強盗などの危険があるようで、特に女性一人での利用は避けるべきだとあります。

多分実際にそうなんだと思いますが、そこは田舎ののどかさなのか、マクタン島ではそういうこともなく、ごく普通に利用しています。

観光などの短期滞在であればタクシーオンリーでもいいとは思うのですけどね。学校からマリーナモールまでタクシーなら170ペソ、トライシカン(後述)+ジプニーなら15〜21ペソ程度。

日本円で数百円の差額ですが、長期滞在だとこの辺の経済観念はかなり変わってくるものなんです。

 

トライシクル

 

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サイドカー付きのバイクです。バイクは排気量もボロさ加減もまちまちですが、概ね125ccが中心かな?

こちらはジプニーが基本的に走っていない島の西側以外ではたまに利用する感じかも。

チャーターすれば別ですが、基本的にはモール周辺などターミナル的な場所で待機しており、同一方向の乗客を3〜5人乗せてから出発します。

つまり乗客が集まるまで待たされます。

ジプニーに次ぐ市民の足という感じで、島の西側のほか、幹線道路からはずれた地域への移動によく利用しているようです。

ターミナル的な場所以外でも、空きがあれば走行中のトライシクルに手を挙げれば乗せてくれます。

タクシーと違ってメータはないので、料金はアバウトに請求されます。相乗りだと距離にもよるけど8ペソくらい?

外国人相手には割とぼったくってきますが、その辺は交渉次第です。

私はあまり利用する機会がありませんが、比較的安全にアジアンな乗り物を満喫できる気はします。観光ガイドになんと書いてあるのか知りませんけれど。

車道を走る乗り物の中では一番遅いので、頻繁に追い越されています。

 

バイクタクシー

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こちらでは正確にはなんて言うんだろう?バイクタクシーとは呼ばないようですが。。。

名前の通りバイクの二人乗りの形で利用するタクシーです。

多くは125ccの日本製のスクーターで、たまにヨーロピアンスタイルだったり、250ccだったりします。

トライシクルと同様、ターミナル的なところにたむろってる感じで待機しています。

パッセンジャー用のヘルメットはあったりなかったり、ライダー自身もヘルメットしてたりしてなかったり。走ってるバイク見てもノーヘル率が7割くらいって感じだけど、フィリピンはヘルメット義務じゃないのかなあ。。。

走行性能的にはたぶん最速で、結構飛ばす人が多いようです。不安な方は "please go slowly" とあらかじめ伝えておきましょう。

私は一度だけ乗りましたが、運転が荒いので他車の横を追い越す瞬間とかはちょっと怖かったです。でも夜だと夜風が気持ちよくて快適。

メータはなく、相場は良く分からんのですが外国人相手にはそれなりにぼったくってくるように見受けられます。

4輪のタクシーと同程度の料金は請求される気もしますが、交渉次第だと思います。

 

トライシカン

 

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最後はこれ。トライシクルの自転車版です。自転車の右横にサイドカー的な何かがくっついています。

基本は二人乗りですが、三人乗りのものもそこそこ見かけます。

周回の幹線道路からはずれた所への移動に、現地人も良く利用しています。

トライシクルのようにターミナル的なところにいることもありますが、基本的に幹線道路を走ることはありません。

幹線道路から外れたところにリゾートホテルや語学学校がある場合、ジプニーから乗り降りする乗客の連絡目的に待機しています。

私は学校からどこかに移動する場合、ほぼ確実に利用しています。

これは完全に学校から幹線道路まで、約500メートル程度の移動限定ですが、相場は二人乗りの場合、一回利用で12ペソ。一人で乗ったら12ペソ、二人で乗ったら6ペソずつ払います。

三人乗りに三人乗った場合は18ペソってことになるんだけど、大の男三人乗せるのはかなりしんどそうなので、20ペソくらい払ったりすることもあります。

 

これまたアジアンな乗り物で、私も先日運転させてもらいました。

小学生低学年くらいの小さな子供が、生活費目的からか走らせていることもあります。

これ一日やって収入いくらくらいなんだろう。。。

これまた安全面で観光ガイドにどう書かれているか不明です。

ただ、暗い道を徒歩で歩くよりは断然良いと思います。

基本的に日本以外では一般的に徒歩での移動はあまり安全とは言えないようですし。

 

 

以上、フィリピンの乗り物ガイドでした。

あくまでマクタン島視点なので、安全に関する状況は他地域ではかなり違う可能性があります。

マクタン島は田舎な分、のどかであまり治安上の心配をしなくてもすむので。。

あくまで観光や留学など、行く地域の最新の現地情報を入手した上で乗り物を利用するようにしてください。