フィリピン留学に来てはや一ヶ月が経ちました。
経ってみるとあっという間なのですが、ここで一度振り返ってみたいと思います。
留学一ヶ月で英語話せるようになった?
何を持って話せるようになったか、という定義が必要ではあるんですが、日常会話レベルと規定してみると、ぶっちゃけしゃべれるようにはまったくなっていません。
個人的にある程度期待していたレベルに達していないので、正直少々不安ではあります。
今の学校には三ヶ月申し込んでいるんですが、この調子で残り二ヶ月後、それなりのレベルになっているのかなあ…と。
一ヶ月でどの程度のレベルになっているかは個人差がかなり大きいと思うので、とりあえず私の留学前の英語力を客観視してみましょう。
留学前の英語力
TOEIC のスコアは 475点(2014年6月頃)です。
この TOEIC を受ける直前に、DMM 英会話(いわゆるスカイプ英会話)を一ヶ月間、30クラス(1クラス25分)受講しています。比率は忘れましたがリスニングが弱く、それをリーディングで多少補っているスコアでした。
高校時代の英語の成績は比較的良好で、そこそこ難関と言われる大学に合格しています。
センター試験だけでなく二次試験でも英語のテストがあった…と思います。
高校生の頃、一年ほど近所の英会話教室に通った経験があります。
まあ、大学受験ははるか23年前なのですが、受験英語の経験は結構大きいなと感じています。このあたりについてはそのうち改めて記事にしたいですね。
社会人になってから特別英語を使う機会はなく、その辺りは人並み。
ただし開発者になってから(だいたい10年前くらい)は英語のドキュメントを読む機会が増え、特に Rails でコードを書くようになった2年ほど前からはほぼ毎日何かしら英文を読む毎日です。
このあたりは多分、一般の社会人とは違うところですね。
とはいえ Rails プログラマとしては一般的な英語力なんじゃないかな?と思います。
読んでるドキュメントは heroku のヘルプや github の README やイシュー他、stack overflow の質疑応答全般という感じ。
辞書ひかなくても開発系のドキュメントであればだいたい読めますが、たまにニュアンスが良く読み取れないので誤読していないか良く不安になる、というレベルです。
で、留学一ヶ月経っての気づき
認識していた私の弱点は、TOEIC スコアの示す通りリスニングが弱い、という点です。
その分文法は若干強いので、リーディングで多少巻き返しています。
これはどうやら日本人の一般的傾向のようですが、私はこの傾向がやや強めなようです。
で、このリスニング力が一ヶ月で変わったかというと、まったく実感がないレベル。
もしかしたらほんのちょっとだけ変わっているかな?という気がしないでもないですが、単に先生に慣れて意思の疎通がちょっと容易になっただけのような気もします。
無数にあるフィリピン留学のブログなどでは一ヶ月くらいでリスニング力が急激に上がるような話をちょくちょく見かけたので、正直結構期待していたのですが…。
とはいえまったく成長していない訳ではないです。
英会話やる上でとても重要といわれる語彙力は少しずつ向上しているのを感じますし、発音や文法も良くなっているように思います。
リスニングに弱点を抱える割になぜか私はスピーキングがそこそこ良いらしいのですが、こちらも当初のブロックイングリッシュから、多少なりとも文法を意識して話せるようになったと思います。
授業で習ったばかりの単語やイディオムをできるだけ交えてしゃべってみたりとか。
入学時点の私の総合評価は Begginer-3 でした。
すぐ上が Intermidiate-1 なのでビギナーとしては上の方って感じかな?
一ヶ月経過後、Debate と Presentation のクラスで Intermidiate の認定を受けているので、実感だけじゃなく実際にそういうことなんだろうと思います。
ただ、リスニングできないと会話が成り立たないのでここなんとかしたいんだよなあ。。
普通は聞き取れるようになるのが先で、言いたいことを伝えられないもどかしさを感じるって流れになるらしいんですけどね。
ところでどのくらい勉強しているの?
授業が一日8コマあります。1コマは50分で休憩は10分。朝の8時が一限目の開始で、午前中に4コマ。
昼休みはちょっと長めで、五限目の開始は13時半から。
基本的に毎日その日の復習をやり、出されていれば宿題をやります。
土日は完全フリーですが、基本的に一日はほぼ遊び、一日はほぼ勉強しています。
土曜日の午前中は任意参加の単語テスト(1000単語または1500単語)があるのでできるだけ受けています。
土日にやる勉強も平日の延長線上ですが、時間的な余裕があるので間に合っていない復習をやったり、単語テストの復習をしたり、一部の授業の予習をしたりしています。
ほんとうはここで持ち込んだ英語のテキストをこなしていきたいのですが、なかなか余裕がありません。
私以上に勉強している人もいるのでもっと頑張んなきゃ、と思いはするものの、あんまり根詰めても効率あがらなさそうなので、週末のうち一日はしっかり遊ぶと決めています。
せっかくの海外、せっかくの南国なんだし。
まとめ、そして期間に関しての考察
まったくまとまらないのですが、フィリピン留学を一ヶ月やってみての今の状況をできるだけ客観的に書いてみました。
この記事の内容が後に続くフィリピン留学生の役に立てば、と思います。
特に留学期間で悩んでいる方については参考になるかもしれない、と思っています。
結局留学前の英語力や、それまでどれだけ英語を勉強していたか、英語に触れていたかでもかなり違うと思うのですが、その辺ざっくり一般化して考えてみますと、正直短期留学はもったいないな、とやはり思います。
一週間の留学の方、結構います。正直英語力の観点では何の効果もないと思います。
社会人としてはなかなかそれだけの時間を融通するのも大変ですが、現実は非常です。
英語の勉強の発奮材料にするためにはいいとは思いますが、かかるお金が…。
二週間の留学の方も結構います。現実的に日本企業で働いている場合、二週間の留学はかなり無理をしてなんとか融通できるかどうかのレベルだと思います。融通できたらかなり恵まれている方ですよね。でも悲しいかな、英語力の観点からはあまり芳しい効果はないような気がしています。
ただ一週間の留学の時よりさらに英語の学習の意識や習慣を作ることが出来るというメリットはあります。
一週や二週の方はGWに集中し、ほとんどが社会人の傾向が強いようです。
三週間って方は見かけず、次は四週間(一ヶ月)という方がそこそこいらっしゃいます。
こちらは自営業を除けば会社を辞めて来た方が圧倒的ですね。
四週間で英語の勉強は終了って訳ではなく、その後オーストラリアやニュージーランド、カナダなどにワーキングホリデーに行く方が多い印象があります。
むしろワーキングホリデーのために一ヶ月程度英語の勉強をやっているのかもしれません。
ただ、私の現時点の成果を鑑みるに、ワーキングホリデーやるにしてももう少し長期間留学した方が良いような気がしています。
というのも、ワーキングホリデーって就業先によってはあまり英語の勉強にはならないらしいんですよね。
英語力が低い場合はやっぱり英会話能力があまり問われない就業先しか選択肢がなかったりするらしく。
ワーキングホリデーを念頭に留学を考えている方は、その辺りもふまえてよく考えた方が良いように思います。
とはいえ四週間ともなると成果が出る人はそこそこいそうな気がしているのですが、ぶっちゃけ留学以前にどれだけ英語力があったかと、どれだけ事前に勉強してきたかにかかっていると思います。留学の四週間でがんばるの前提で。
ただ、ここの期間の考察は当たり前ですが私見によるものです。
特に私の場合、元々三ヶ月(〜六ヶ月)のつもりで来ているので、一ヶ月以内の留学生とは根本的に時間に関する考え方が違いそうです。
二週の方の場合、オプション扱いの9限目や土日授業を受けてる方も結構います。
短期集中、土日返上でやってみた場合はまた違った感想を持つかもしれません。
さいごに
現実は非常だと言う話をさせていただきました。
私の留学先は100%日本人なので授業以外は必ずしも英語漬けではないのですが、とはいえ厳しい現実です。
日本人が少ない、生徒同士の会話も英語にならざるを得ない学校もあるものの、今の我が身をそこに置いてもそれほど変わっているようには思えないんですよね。
一ヶ月こんだけ英語の勉強してんだから、もうちょっとくらい日常会話できそうな片鱗が感じられても良さそうなもんなのになあ。
また二ヶ月経過時点で振り返りをやってみたいと思います。
リスニング力上がってるといいなあ…(切実
愚痴っぽくなっちゃいましたがサンミゲル三本消費したのでこの辺で。