フィリピンのビール状況を調査しました。
フィリピンで市販されている国産ビールは基本的に写真の通り。地ビール的な存在があるのかどうかは不明です。
国産はすべてサンミゲル社製のビール。サンミゲル以外のビールってあるの?
サンミゲル・ライト
写真上段左。ライトといいつつどうやらフィリピンのビールではスタンダードの地位を確立しているみたい。ピルスナー系ビールで、非常に薄く軽い。ハイネケンを連想すると比較的近いかも。癖もなく飲みやすいけど、日本のビールに馴染んでいると味の濃さやコクに物足りなさを感じそうです。スーパーの缶ビールの他、レストランなどでも良く見かけます。というかたいてい置いてあります。
スーパーでの価格は34ペソ前後。日本円で93円くらい(2015年7月3日)。
サンミゲル・プレミアム
写真上段真ん中の緑色のビール。名前の通りライトよりちょっとお高め。ライトよりじゃっかんコクがあって濃いけど正直微々たるレベルかな。。。日本のビールに馴染んでいるとやっぱり物足りない気がします。スーパーやレストランでは置いていないことも。
スーパーでの価格は47ペソ程度。日本円で128円くらい。
コルト45
写真上段右。この中で一番癖のあるビール。といってもクラフトビールを飲み慣れていたりする人からするとそれなり。若干薬草くさいところがあるので苦手な人もいる模様。
スーパーでは置いていないことがあります。レストランでは見かけないです。
スーパーでの価格は40ペソ程度だったかな?日本円で109円くらい。
サンミゲル・スーパードライ
写真下段左。日本のサッポロ・スーパードライを期待してはいけない。安定のサンミゲル・ライト味からちょっとだけステータスをドライ方面に振ってみましたという感じです。フィリピン人はサンミゲル・ライト味が好きすぎて他の味だと売れないのかな?
スーパーでの価格は46ペソ程度。日本円で125円くらい。
レッドホース
写真下段真ん中左。コルト45ほどじゃないけど、サンミゲル・ライトからある程度脱却したちょっとだけ癖とコクのあるビール。他のサンミゲルシリーズがサンミゲル・ライトのパラメータを+1した感じだとしたら、こちらはサンミゲル・ライトのコク方面のパラメータを+2、癖を+1した感じです。
スーパーではだいたい見かけるものの、レストランではあまり見かけません。
スーパーでの価格は34ペソ程度。日本円で93円くらい。
サンミゲル・ペールピルセン
写真下段真ん中右。単にピルセンと呼ぶことが多いかな?ライトの濃さパラメータを+1しているが、それでもやはり薄く軽い感じです。味の違いは明確に分かるものの、正直あまり変わらない。。
スーパーでの価格は34ペソ程度。日本円で93円くらい。
サンミゲル・フレーバードビア
写真下段右。レモンフレーバーとアップルフレーバーのビール。写真はレモンフレーバー。
レモンもアップルもまったく一緒のデザインで、ラベル下部文字以外の区別がまったくないので分かりにくいです。
もとが薄めのビールなので、レモンもアップルも程よく合っててなかなかおいしいです。特に女性に人気みたい。
レストランでも良く見かけます。レモンしか(アップルしか)ないとか結構言われるけど。
スーパーでの価格は35ペソ程度。日本円で95円くらい。
一番搾り
ご存知キリンの代表作。ただしフィリピンで市販されている一番搾りの味はサンミゲルフレーバー。日本のビールが飲みたくなって買うと壮絶にがっかりします。
スーパーでは良く見かけるけど、レストランは和食レストランくらいにしか置いていないみたい。
サンミゲルシリーズと変わらない味なのに値段は56ペソ程度。日本円で152円くらい。高い。。
スーパードライ
ご存知アサヒの代表作。以下の説明は一番搾りと同じです。そのままの味じゃ売れないんだろうねえ。。
まとめ
あくまでマクタン島でのビール状況です。ハイネケンも売ってありますが、元よりあまり好みでない上に割高で、味も想像できるので試していません。
総じて味が薄いんですが、慣れてくるとこれが普通になってきます。最初はレッドホースが好きだったけど、今はサンミゲル・ライトが一番好きです。
都会であるセブ島だと状況はまた違うかもしれません。フィリピンは人件費に比べて物価が高い国で、ビールもそれほど割安ではないです。
日本人ほどお酒に馴染んでいない・お酒好きな国民性じゃないっぽいので、お酒文化はそれほど発達してないように思います。伝統的なお酒としてコラフとやらがあるらしいですが、レストランその他で見かけたことはありません。
現場からは以上です。