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Web開発者oakbowのブログです

フィリピン留学を五ヶ月やってみて

f:id:oakbow:20150919141712j:plain 恒例の振り返りです。
早いもので、もう5ヶ月(20週)経過してしまいました。
感覚的にはその半分くらいしか過ぎていないんですが、学校生活と社会人生活って体感スピード全然違いますね。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を四ヶ月やってみて - USO800

この一ヶ月(4週)で変わったところ

代わり映えしません。
のっけからネガティブワードですが、いろんな意味で前回更新時からそんなに変わった気がしないです。
というのも、モチベーションダウンしちゃってるんですね。自分でもまずいとは思っているんですが。
1〜4ヶ月目にもある程度モチベーションが下がった時期はあったものの、それなりに勉強時間を維持できていました。
平日はだいたい2時間、週末は土日のどちらかで6時間くらいはやっていたかな?
ここ一ヶ月は授業時間以外の自習時間をあまり確保できていません。

学校を変えることで環境を変え、刺激を与えることでモチベーションの維持に繋げるというのは間違っていないと思うのですが、むーん。
同じマクタン島内なので学校外の環境は変わらず。フィリピン留学というものに慣れちゃってるので日々の生活にそんなに新しいものを感じることはなく。
やっぱりセブシティに移動して周辺の環境もすっかり変えるべきだったかなと思わないでもないですが、そうしたところであまり変わらなかった気もします。
「やる気が出ない」なんて甘えそのものですが、しかし長期の学校生活でモチベーションを維持するのはなかなか難しいものです。

Writing の授業を変更

とはいえ学業面で変わったところはもちろんあります。
私の総合評価は Elementary ですが、唯一 Pre-Intermediate レベルだった Writing の授業の先生を変更し、そのついでに授業内容を Listening に変更しました。
マンツーマンの授業なので、先生さえ対応可能であればこういう変更は割と柔軟にやれます。
使っている教材は TALKENGLISH.comESL Cyber Listening Lab です。
最初は前者を使っていたんですが、スピードが早すぎるので今は後者を使っています。
どちらも英語修得者向けのサイトで、比較的短くて平易なテキスト(スクリプト)と音声を提供しています。
最初に音声のみを繰り返し聞いて内容を理解し、簡単な理解力テストを行った後、実際にスクリプトを見ながら再び音声を聞く、音読する、というのが授業の流れ。
スクリプトを読む限りは非常に簡単な文章で、知らない単語や熟語が出てこないことも多いのですが、音声のみで内容を把握するのはまだまだ大変です。

Pronunciation の先生を変更

発音の授業の先生を変更しました。悪い先生ではなかったと思いますが、あまり相性が良くなくて。
今のところこの変更は成功で、曖昧だった発音をかなり修正してもらっています。
私は [ɑ] や [æ] の正しい発音のやり方をきちんと知らなかったのですが、改めて教わってだいぶ改善できたように思います。
あと、恥ずかしながら [ɪ] と [i] の発音(大文字と小文字の i )や [ʊ] と [u] の発音(大文字と小文字の u)があるのを知りませんでした。[ː] (長音記号)で延ばすかどうかだけでひとつの発音だとずっと思っていて。まあそういう誤解していてもそう変わらない気もしないではないのですが。

前の学校で3ヶ月習っているのにも関わらず、発音では改めていろいろと気づきがあります。
これは前の学校がダメだったとかそういうのではなく、ある程度厳しめに教えてもらえるようになったからかな?と思っています。
発音の授業はだいたいどの生徒も結構きつい科目に上げることが多いし、初級の生徒にあまりダメ出ししていても却って伸びないだろうし、ある程度のところで "good!" って言ってもらえるのもまた必要だったのでしょう。

シャドーイングを開始

授業外の活動として、リスニング向上のためにシャドーイングをはじめました。
シャドーイングって何?って方はこちらを読むと分かりやすいと思います。

シャドウイングとオーバーラッピングの違い、効果的な学習方法と注意点

英語の音声に半拍遅れて復唱することで、リスニングや発音の能力を高めることができるという学習方法。
ちなみにこちらの先生に shadowing って説明してもほぼ通じませんw
日本独特の学習方法らしく。その点でほんとに有効なのか、少々不安で今までやっていなかったのが正直なところです。

使用している教材は、First English で使っていた VOA の音声データです。
今のところ3週間弱、一日30分程度たまにさぼりつつやっていますが、ちょっとだけリスニング良くなったかな?くらい。
最初はまともに声を発することもできず、口の中でもごもご言っているだけでしたが、最近はちゃんと音声を聞き取った上でそれを発することができるようになってきました。
ただ、VOA の音声自体は繰り返し聞いているのでずいぶん聞き取れるようになってきていますが、それが例えばネイティブの先生相手のグループクラスで活きているかというと、ちょっとは聞き取れるようになってきているかなあ、でも気のせいかもなあというレベル。
まあそんなに急激に良くなるはずがないので、卒業までぼちぼち続けようかなと思っています。
シャドーイングを勧める記事では割と劇的に変わるようなこと、良く書いてありますけどね。。
ほんとは↑の記事に書いてあるディクテーションまでやった方が良いのですが、そこまでは手が回っていません。

Genius には簡易的なジムがあるので、トレッドミルでの30分のウォーキングをこのところ、夕食後の日課にしています。
この時に一石二鳥とばかりに、このシャドーイングをやっています。
トレッドミルで黙々歩くのも、ひたすらシャドーイングをぶつぶつやるのも割と続けるのが大変なくらい地味で退屈ですが、両方を組み合わせると良い感じで続けられています。
比較的効率が良いことが好きなので、30分間で健康維持と英語学習、同時に二つのことができるのが良いのかもしれません。

単語の勉強を開始

通常の単語の勉強は、授業で出てきた知らない単語を辞書で引き、ノートに書き留めるというごく普通のやり方をしています。
大多数のご多分に漏れず、私も書いて覚えるやり方が一番覚えやすいようなのですが、書かずに覚えるってできないかなと思い、スマホアプリに手を出してみました。 英語学習のスマホアプリはとてもたくさんあるので、どれが良いのか見当もつきませんでしたが、 zuknow というスマホアプリを使っています。
これは「TOEIC550」とか「英検3級」とかのテーマごとに問題集が用意されていて、単語の意味を4択から選んだり、例文の穴埋めを入力したりして覚えられるようになっています。
問題を解くのは一回につき5分から10分程度ととても手軽なので、ここ3週間くらい、ほぼ毎日続けられています。
覚えやすさで言えばやはりノートに書き取って辞書を引いてってやり方の方が上な気がしますが、手軽で続けやすいというメリットを選択した感じ。
そのうち他のアプリも手を出してみたいなと思っています。

留学五ヶ月で英語話せるようになった?

前月とあんまり変わらないのですが、日常会話レベルであれば不安に思うことはなくなっています。
ごくたまーーーーに異様に聞き取りにくい発音の人がいますが、現地人との意思の疎通もだいたいできています。
フィリピン人の先生であれば体感で8割くらい、現地人相手だと9割くらいかな?
現地人相手のパーセンテージが高いのはそんなに難しい会話をすることが少ないから。
フィリピン人の先生とは日本文化や国際情勢、日本やフィリピンの社会情勢の話などをしたりもします。
社会人が話す政治や経済向きの話をすることはそれなりにあるので、どうしても知らない単語が度々出てきて辞書引く必要があるものの、それなりに文法を意識して話せるようになりつつあります。
まだまだ使える表現に制限はあるのですが、フィリピン人の先生たくさん、こちらは私一人だけという言語アウェイ環境でも普通に楽しめるようになっています。
まあ、フィリピン人の先生はかなりこちらの言いたいことを察してくれるところも大きいんですけどね。

ネイティブの先生は相変わらずなかなか聞き取れない(そして新しく来た生徒は私より聞き取れている)状況ですが、自分比では少しずつ向上している印象です。
新しく始めたリスニングとシャドーイングの効果でしょうか?
at a snail's pace ですが進歩があるならそれだけでもありがたいところなので、今後も延ばしていきたいところです。
ネイティブの話を9割理解できて会話が成立するのが漠然と思い描いていた理想なのですが、今のペースだと5〜6割理解できるようになれば良い方でしょうか。
どうも私の場合、最後までリスニングが付いて回りそうですね。

さいごに

ジムでウォーキングしているのはダイエット目的が一番ですが、健康維持の目的もあります。
こちらの学校生活では基本的に座りっぱなしになってしまうので、結構運動不足になりやすいんですよね。
なのでジムを併設している語学学校は結構多いです。
体を動かすのは気持ちのリフレッシュにもいいですし。
私は開発者に多いと言われる腰痛持ちで、座りっぱなしの期間が長いと座骨神経痛が起きるようになって足が痺れてしまうので、それを解消するためにも続けています。
また、Genius に来て最初の一ヶ月半は妙にお腹を下すことが多かったんですが、時期的な慣れなのか体調が改善したのか、特にそういうこともなくなりました。

ただ、ちょっと調子に乗って早朝30分(学校外、シャドーイングなし)と夜30分(ジムのトレッドミル、シャドーイングあり)のウォーキングを一時期やってました。
そこそこに疲れるので、これまた日課になっているランチ後のお昼寝タイムで寝過ごすようになってしまい、午後一番の授業をかなりサボりまくりました。。。
さすがにいかんなってことで早朝の方は週末のみやることにして、平日はやらないようにしています。

さて、とうとうあと残りあと一ヶ月。
もしかしたら若干の延長をする可能性はありますが、他の学校に転校してさらに留学を継続はしないつもりです。
半年なんてほんとにあっという間ですが、最後までフィリピンの生活を楽しみつつがんばりたいと思います。

フィリピン留学を四ヶ月やってみて

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恒例の振り返りです。
四ヶ月(16週)経ったので、現状を見直してみましょう。
過去の振り返りはこちら。
フィリピン留学を一ヶ月やってみて。 - USO800
フィリピン留学を二ヶ月やってみて - USO800
フィリピン留学を三ヶ月やってみて - USO800

環境が変わりました

前回の振り返りで触れましたが、四ヶ月目より二校目に移っています。
フィリピン留学では長期留学の場合、2〜3ヶ月程度で学校を変えるのが割と当たり前になっているらしいことを事前に調べて把握していたので、それに従った形です。 変える理由は、マンネリ化しちゃうから。
基本的に変化に乏しい生活を送るので、環境変えないとモチベーションの維持が難しくなるんですね。
もちろん敢えて同じ学校に通い続けるのもアリだろうとは思います。その場合は慣れ親しんだ先生に継続して習うことができ、環境の変化に戸惑って学習効率が落ちることを避けることができますね。
私に関して言えば、学校を変えたのは正しい選択だったかな、と思っています。区切りがあることで、意識を新たにすることもできましたし。

また、学校を移す際に、一週間の空白期間を設けました。
フィリピンの語学学校は(おそらく)すべて週単位で動いていて、日曜日に入寮し月曜日から授業開始、卒業週の金曜日に卒業して土曜日に退寮というスケジュールで動いています。
ファーストイングリッシュ を卒業してそのすぐ翌週に Genius に入ることもできたんですが、せっかくだし軽くバカンスを挟みたいなと考えたんです。
なので Genius への入学を一週ずらして、その間にシンガポールへ観光に行ってきました。
公用語が英語の国なので語学力を試す目的ももちろんあったのですが、気持ちのリフレッシュや新たなモチベーションの確保、外国人に対する苦手意識の払拭など、いろんな効果があって個人的には大当たりな旅行でした。
機会を設けて、このシンガポール旅行の話もそのうちしていきたいと思います。

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学校の違い

一校目はファーストイングリッシュ。
二校目は Genius。
結構違います。

前者は日本資本。後者はロシア資本。
フィリピンの語学学校は日本資本か韓国資本がほとんどなので、ロシア資本はかなり珍しいです。他にはないかも?ってくらいに。

一校目の人種比率はほぼ日本人。
二校目の人種比率は多様。

前者では 3ヶ月の間、台湾人の三人家族と韓国人ひとり以外はすべて日本人でした。計算してないけど 99% 日本人。ひとりいた韓国人も在日韓国人だったので、感覚的にはだいたい日本人。
後者ではロシア人、台湾人、日本人、サウジアラビア人、イラン人、カザフスタン人などがいて、国際色豊かです。

一校目のクラスルームは大教室がひとつに、グループクラス用の教室がいくつか。
二校目は基本的に先生単位で教室がある。

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前者の教室はちょっと変わっていて、生徒全員がひとつの大きな大教室に入ります。
生徒それぞれに自席があり、これをキュービクルと呼んでいます。
マンツーマンの授業であればこのキュービクルに先生がやってきて授業を行います。
グループクラスの場合はこの大教室は使わず、決められた教室に生徒の方が出向いて授業を受けます。

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後者の教室はすべて先生単位で用意されていて、生徒には自分の席って概念がありません。
マンツーマンにしろグループクラスにしろ、授業を受ける先生の教室に生徒が向かいます。
マンツーマンの教室の広さはちょっとまちまち。1.5帖〜6帖くらいでそれぞれ独立・密閉されています。
グループクラスは最大8名なので、そのくらいの人数が入ることができるレベルの広めの教室が確保されています。

教室の概念に関しては Genius のやり方が一般的で、ほとんどのフィリピンの語学学校で同様の形式で授業していると思います。

これ以外にも両者の違いは多岐に渡るのですが、雰囲気の違いに大きく影響しているのはこのあたりだと思います。
他の違いについても、語る機会があればまた。
建物とか部屋とかもかなり違うし。

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Genius の自室から見えるマリバゴの海。
このあたりはリゾートホテルが集中しています。
左手に見える白亜の建物は QQ English のマクタン校だったりします。

留学四ヶ月で英語話せるようになった?

うーん。話せるようになっているかな、という気が漠然とします。
日常会話レベルであればですけれど。
三ヶ月経過時点 、シンガポール旅行でそこそこに英語でコミュニケーション取れたので自信着いていたんですが、ちょっとだけ伸びた鼻をへし折られてるところです。
まあ話せると言っても「メシ ドコカ タノム」とかそういうレベルなので、いずれにしろまだまだ発展の余地が大いにあるのですが、残念ながら前回の振り返り、三ヶ月経過時点からあまり成長していないのを実感しています。

まずひとつには、学校が変わって勉強の習慣をうまく再構築できなかったこと。
ファーストイングリッシュでは割とすんなりと平日の予習復習、土日どちらかの勉強時間の確保ができていたんですが、このサイクルをこちらではうまく作れていなくて、勉強時間が減っています。
理由はいろいろあると思うけど、ファーストイングリッシュでの大教室はイコールそのまま自席だったので、勉強しやすかったんですよね。
Genius にも自習に使える教室はあるし、そうじゃなくても自室で勉強できるんですが、「いつも勉強している机」という環境が個人的に大きい気がしています。個人差ありそうですけど。

ふたつには、モチベーションをうまく維持できていないこと。
学校を変えたりシンガポール行ったりでモチベーションを保つための刺激を与えてはいるんですが、それでもダレちゃっているところがあります。上で効果あったと書いておきながら。ちょっとまずいですね。。

みっつめは、妙に体調不良な日が多いこと。
私は元からお腹を下しやすく、ファーストイングリッシュに入って一ヶ月くらいもほぼ毎日お腹壊してる感じでした。
その後の二ヶ月はだいたい安定(日本にいる時と同程度にお腹壊す)していたんですが。
Genius に来るとまたお腹壊すようになり、まだ続いています。うーん。なんでだろ。

Genius の授業環境

思い起こせばファーストイングリッシュは、TOEIC の点数で表現すると私も含めて 500点未満の人ばかりが入学していて、基本的に初心者ばかりでした。
Genius では日本人以外が結構いるため、中級かそれ以上の語学力の生徒が割といます。
また、総合的な語学力では初級でも、リスニング力の高い生徒がとても多いです。
加えて、Genius のグループクラスは基本的にネイティブ(アメリカ、イギリス、オーストラリア人)講師が担当しています。
つまり、ただでさえリスニング力に課題のある私には、さらにさらに厳しい環境になっている訳です。
私以外は全員日本人じゃないグループクラスの授業とかあったりするんですが、ぺらぺらぺら、としゃべるオージー講師が何言っているのか、私以外全員理解しているシチュエーションがざらにある(というかそればっかり)んですね。
多少手加減してくれてるのは間違いないものの、ネイティブ講師はやはりフィリピン人講師に比べると圧倒的にしゃべるスピード速くて。
でも他の生徒はどうやらちゃんと聞き取れているらしくて。
ダレてるとか言っている場合じゃありませんね。

グループクラス以外の授業、マンツーマンクラスの内容も総じて難しくなっている印象です。
私が受けているマンツーマンは Speaking、Grammar、Vocabulary、Reading、Listening、Pronunciation ですが、中学英語から高校英語かそれ以上に一気に上がった感があります。
特に Grammar では教わる内容が日本の高校英語の英文法とは明確に違っていて、「え?そういう法則や決まりが英文法にはあるの?」という発見が結構あります。
これ毎日ちゃんと習得できれば英文法力相当あがりそうなんですが、若干キャパオーバーで復習が追いついてないですね。。。

Genius のレベル分け

ファーストイングリッシュのレベル分けは Begginer、Intermediate、Advanced のみっつ。
Genius は Begginer、Elementary、Intermediate、Advanced のよっつです。
グループクラスでクラスメイトになった、ネイティブレベルで英語を話せる(ように感じる)ロシア美女が Intermediate だったので、Genius のレベル分けはかなり厳しめのようです。
入学したてのころに他の生徒に聞いた話では、他校である程度の期間英語の勉強をしてからこちらに移っている生徒でも、たいてい Begginer になるという話でしたし。。。

私は幸い Elementary からのスタート。Writing に関しては Pre-Intermediate になっている(他はすべて Elementary)ので、ファーストイングリッシュでがんばった結果がこのレベルに反映されていると考えることができそうです。
3ヶ月がんばった甲斐があったなあ。。。
これもまた親身になって教えてくれた先生方のお陰なんですけれど。

そしてレベルが上がったその分、今苦しむことになっている訳ですが、追いつくのが楽な授業を受けても進歩はしないので、そこは仕方がないですね。
おかげで毎晩、脳みそがほんとに物理的にぐったり疲れるまで勉強しています。
新しいプログラム言語や概念覚えようとしている時の「やっべー、全然分かんないんだけど超やばくない?! みんな余裕で分かってるみたいなんだけど!」って感じの時はほんとのほんとに脳みそフル回転、家に帰る時にはシナプス結合が筋肉痛の超回復みたいなノリで新しく構築されつつあるイメージを抱きながらとぼとぼ歩いてたりしてますが、まったくもって今はそんな感じです。

さいごに

という訳で、三ヶ月目〜四ヶ月目は若干の停滞期に入ってしまっています。
ただまあ、学校を変えても四ヶ月目にもなると、ある程度は仕方ないかなあというあきらめの気持ちもあります。
外に出て新たな刺激を受けるにも、どうしても慣れてしまっているところがありますし。
とはいえ英語を今以上に習得したい気持ちはあるので、あと二ヶ月引き続きがんばろうと思います。

しかしながら、再びリスニング力が壁としてぶつかってきたところがネックです。
英語の4技能と呼ばれる Reading、Listening、Speaking、Writing のうち Listening 力が他と比べて極端に低い現状は変わらず。
シンガポール旅行ではそこそこいけたので自信に繋がったんですが、こちらのグループクラスのネイティブの授業ではいいとこ聞き取れるのは3割で、でも他の生徒はほぼ完全に聞き取れていて、という状況。
日本人の生徒も、私よりは聞き取れているように見えます。
もう少しなんとかしなければ。。。という焦りを再び感じているところです。
以前の振り返りを読み返すまでもなく、私自身のリスニング力は向上して入るんですが、なんとかもうちょっと上げたいんですよねえ。
相変わらず特効薬などはなく、地道にやって地道に向上させるしかなさそうなんですけどね。
とりあえず VOA もうちょっとがんばろうかな。

日本の短期旅行者向けSIM事情

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シンガポールの短期旅行者向けのSIM 事情について書きました。
この情報をまとめていて、んじゃ日本はどうなんだろう?とちょっと気になりました。
日本国内に定住していればもちろん不要なんですが、このところ官民挙げて「おもてなし」とか言いつつ観光立国を目指しているようですし。
私は Web プログラマという職業柄ネット環境が欲しくなるほうだと思いますが、外国人旅行者だってそういう人は多いでしょうし。
もしかしたら今後、外国人の友達が日本に遊びにくるって機会もあるかもしれませんしね。

日本の短期旅行者向け SIM

軽く調べたところはこんなラインナップ。

NTT Communications

Prepaid SIM for JAPAN

  7days 14days
期間 7 日間 14 日間
容量制限 1日 100MB まで 1日 100MB まで
市内通話 なし なし
国際通話 なし  なし
SMS なし  なし
価格 3,200 円  3,800 円

Amazon.co.jp: Prepaid SIM for JAPAN 【7days】 ナノSIM: 家電・カメラ
Prepaid SIM for JAPAN 【7days】 ナノSIM

IIJmio

JAPAN TRAVEL SIM powered by IIJmio

  30days 2months
期間 30 日間 2 ヶ月間
容量制限 1GB まで 2GB まで
市内通話 なし なし
国際通話 なし  なし
SMS なし  なし
価格 2,600 円  4,000 円

Amazon.co.jp: IIJ BIC SIM JAPAN TRAVEL SIM PREPAID PACKAGE
IIJ BIC SIM JAPAN TRAVEL SIM PREPAID PACKAGE(Data Service only)NO SMS nanoSIM ※No refundable

so-net

Prepaid LTE SIM by So-net

  プラン 1G プラン 2.2G プラン 3G
期間 30 日間 30 日間 60 日間
容量制限 1GB まで 2.2GB まで 3GB まで
市内通話 なし なし  なし
国際通話 なし  なし  なし
SMS なし  なし  なし
価格 3,240 円  4,320 円 5,400 円

Amazon.co.jp: Prepaid LTE SIM プラン2G MicroSIM版: 家電・カメラ
Prepaid LTE SIM プラン2G MicroSIM版

Singtel hi! Tourist

比較のために再掲。シンガポールの最大手キャリア Singtel が提供する、短期旅行者向け SIM です。

  $15 $30
期間 5 日間 10 日間
容量制限 2GB まで 7GB まで
市内通話 500 分まで 無制限
国際通話 30 分まで  90 分まで
SMS 100 通まで  無制限
価格 $15(1,327 円)  $30(2,656 円)

考察

ちょっとねえ。。
取り組み始めた時期が違うにしても、シンガポールのものに比べて、かなり水を開けられている感がありますよね。
もしかしたら短期旅行者向けの SIM がまったくないかもと思ったのであるだけほっとしたんですが、MVNO 業者ばっかりですね。

MVNO 業者は手っ取り早く言うと、DocomoSoftbankau などから回線を借りて通信業を営む業者のことです。
現状はほとんどが Docomo の回線を借りている業者で占められています。
回線自体は Docomo のものなので、Docomo の携帯が繋がるところであれば、MVNO 業者の SIM でも繋がると考えてよいです。
スマートフォンタブレットの設定画面で表示されるキャリア名は Docomo になります。
通信品質(繋がりやすさや安定性)は親キャリアに依存するものの、Docomo なのでこのあたりは問題無し。
通信速度や料金は MVNO 各社のプラン次第ですが、割とコストパフォーマンスが良いので、最近結構な人気です。
生き馬の目を抜く過当競争になりつつもあり、各社魅力的なプランをどんどん提供してくるので、一番お得な業者・プランはどれ?というのがコロコロ変わります。 こういうサイトみるとある程度分かりやすいです。

【8月版】格安SIM(MVNO)料金徹底比較・まとめ! – 最安の格安SIMを調べる方法

閑話休題
三大キャリアは対応する気ないのかな?
MVNO だと悪いという訳ではないんだけど、見た感じデータ通信のみのものばかりだし。
まあそれは良いとしても容量に対する価格がちょっと見合っていない感じなんですよね。
国内の既存のユーザと競合しないように気を使っているのもあるんでしょうけど。
シンガポールのものともだけど、国内長期利用者向けプランに比べてもずいぶん見劣りします。
三大キャリアが参入したら、多少は状況改善したりしないでしょうか。

まとめと結論

MVNO 業者としては国内で評判のいい IIJmio が、上に挙げた中では比較的良心的でしょうか。現時点では。
サイトデザインもいいし、パッケージは屏風と折り紙として使えるようになっているようで、外国人に喜んでもらえそうで、こういう心づくしもなかなかです。
公式サイトに Rechargeable って書いてあるので容量の追加もできるようです。
でもそういう意味では国外では load って言い方してることが多いようだけど、通じるのかな?「充電可能」って勘違いされないのかな?

いちおうこういったプリペイド SIM は空港その他で購入できるようですが、空港で買いそびれた外国人はその後苦労しそうなのが気になる点ですね。
シンガポールやフィリピンみたいにそこかしこでプリペイド SIM を買えるようになるのは難しいにしても、大きめの家電量販店で取り扱うくらいにはなっていかないと厳しいようにも思います。
異国の地だと、値段はともかく何とかネット使えないかな?と思うもんなんですよね。ほんと。
まだまだ改善の余地はありそうなので、関係各位にはぜひ頑張って欲しいところです。

と、ある程度調べてたらまとめがあることに気づきました。

【訪日客、短期在住者向け】日本国内で使えるプリペイドSIM一覧

シンガポールでのモバイルインターネット

f:id:oakbow:20150813003453j:plain シンガポールで、現地の携帯キャリアを使い、インターネット接続環境を手に入れる方法です。

SIM フリー端末を用意する

iPhoneAndroid などのスマートフォン端末を利用している場合、SIM カード を入れ替えるだけで簡単に海外で利用することが可能なように作られています。
ただし日本の携帯電話の場合は SIM ロックがかけられており、日本で契約した携帯キャリアの SIM 以外は利用できないようになっています。
シンガポールをはじめとした海外でスマートフォンを利用する場合、この SIM ロックを解除するか、はじめから SIM ロックのかかっていないSIM フリーと呼ばれる端末を用意する必要があります。

Docomo の携帯を SIM フリー化する

私の端末は Xperia Z3 Compact。キャリアは Docomo です。
直前まで知らなかったのですが、Docomo は有償で SIM フリー化をやってくれるので、出国直前にこの処理をお願いしました。

SIMロック解除の手続き - NTT docomo

発売時期で違いがありますが、2015年5月以降に発売された機種は SIM フリー化をWebサイト上で行えて、しかもこの場合は無料ですね。
My Docomo を使えない環境だったりする場合は、国内にいるうちにドコモショップでお願いすることになります。
ドコモショップならどこでも可能だと思いますが、成田空港のチェックインカウンターあたりにドコモショップがあるので、ぎりぎりであればこちらでお願いすることが出来ます。
私はこちらで SIM フリー化をやりました。

ドコモワールドカウンター成田第1
ドコモワールドカウンター成田第2

無休ですが営業時間には注意してください。どちらも午前7時~午後8時30分です。

かかる時間はものの5分か10分程度。店員さんが二名ほどしかいないので混んでる場合は結構待たされる可能性がありますが、私以外のお客さんはひとりだけ、という状態でした。
「SIM フリー化お願いします」と言って端末を渡せば良いだけ。
手数料として 3000円(税別)ちょっとかかるのと、他社 SIM カード での動作保証は行っていないことを念を押されるくらいです。
身分証明書はパスポートを持っているでしょうから、問題ありませんよね。

シンガポールの携帯事情

実は海外では SIM フリーなのが当たり前なので、日本と違って携帯キャリアごとの SIM カードがごく当たり前に売られています。
日本と同じように個人情報や銀行口座を登録して月々の支払いを後払いする契約方式ももちろんあるようですが、そうではなく、あらかじめ使用量に見合った額面の SIM などを購入する、前払いのやり方も利用できます。旅行者にはありがたい方式ですよね。

シンガポールは観光立国なので、旅行者向け、短期間利用を前提としたプリペイド SIM カードが売られているので、今回はこちらを利用します。
Singtel の hi! Tourist がそれ。
f:id:oakbow:20150813002941j:plain $15 で 5 日間使えるタイプと、$30 で 10 日間使えるタイプの二つが用意されていました。
今回の旅程では 5 日間のものをチョイス。こちらの仕様はこんな感じです。

項目  内容 
期間 5 日間
容量制限 2GB まで
市内通話 500 分まで
国際通話 30 分まで
SMS 100 通まで

十分な内容ですね。プランによるものの、最近の日本の携帯キャリアの大きめのデータプランが一ヶ月で 7GB、そこそこ控えめなプランで一ヶ月 2GB 程度なので、5日間でこの容量はたいていの方には十分だと思います。
よっぽど動画見まくったりしない限りそうそう容量制限超えないでしょう。

ちなみに $30 のタイプはこちら。

項目  内容 
期間 10 日間
容量制限 7GB まで
市内通話 無制限
国際通話 90 分まで
SMS 無制限

市内通話と SMS は無制限と書いてあるものの、但し書きで 3000 分の通話と5000 通の SMS が目安などと書いてあるので、もしかしたら完全な無制限ではないのかもしれません。
また、Facebook、WhatApp、WeChat、LINE、Opera Mini Surf & Mail での利用は無料だとも書かれています。
WhatApp や WeChat は東南アジア地域で人気なメッセンジャーアプリ、平たく言えばLINEと同種のアプリです。
SNS を利用しても容量制限には影響しないようになっているあたりは魅力ですね。
こういうプラン設計はフィリピンでもよくあります。フィリピン人はものすごく SNS を使うので。

hi! Tourist は完全に短期旅行者向けと割り切った製品らしく、load カード(容量制限の上限を追加するカード)などは一切使えない使いきりのみの利用に制限されているようです。

こういった旅行者向けの SIM カードはちょくちょく形を変えて販売されているようで、私が調べたとき(2015年7月)にはこれと同じ SIM カードに関する日本語の情報は見当たりませんでした。

シンガポールで SIM を手に入れる

では、さっそく手に入れます。
日本のようなきちんとした店構えの店舗ではありませんが、シンガポールもやはり携帯ショップはとても多いです。日本のように携帯キャリアの代理店(ドコモショップとかそういうの)の形を取っていないところの方が多いように思います。
また、SIM の販売に関しては携帯ショップ以外でも取り扱っていることが結構あるので、その手のお店で購入しても良いでしょう。 私は利用しませんでしたが、チャンギ空港でも SIM カードを販売している店舗があるようです。

携帯ショップは携帯電話がガラスケースなどの並べられているので分かりやすいですが、SIM カードのみを取り扱っているお店では、その旨を示すシールや小さい幟などを店先に展示していることが多いです。
また、SIM カードの他に load カードなどと呼ばれる、従量課金の過金額を追加するカードも同時に販売されていることが多いです。
今回は SIM カード単体で完結するので load カードは購入していませんが、1年未満の長期滞在などの場合はこちらも駆使することになると思います。

で、上に書いた Singtel の hi! Tourist を買いました。
場所はチャイナタウンにある Chainatown Complex。お土産屋さんやホーカーズがある複合ビルです。
お店の写真を取り忘れましたが、まあ似たようなお店はシンガポール内であればそこそこあると思います。
ガラスケースに並べられているので多少の英語が分かれば、目指すものはすぐ見つけられると思います。
ちなみに、その前にすぐ近くのセブンイレブンシンガポールには実にたくさんのセブンイレブンがあります)で SIM があるか聞いてみたんですが、ないよ、って返事でした。 load カードはある程度置いてあるっぽかったんですけれど。

で、これくれとお店のおっちゃんに伝えます。「日本製のスマートフォンだと SIM ロックがかかっているからそのままじゃ使えないよ?大丈夫?」などと聞かれると思います。
さすが商売熱心な中国系シンガポーリアンのお店です。日本人観光客は結構多い国なので、そういう情報も知っているんでしょうね。
「このスマートフォンは SIM フリーだから大丈夫」って答えるとなるほどと納得して手続きに入ってくれます。

シンガポールで SIM カードを購入する場合、パスポートが必ず必要になります。何でかな?と思ったら、シンガポールではひとりあたり持てる携帯電話番号を三つまでに制限してるんですね。
パスポート寄越せと言われるので、おとなしく従うと小型のFAXみたいな機械でパスポート読み取ってなんか良く分からん処理をやってくれます。
それが終わるとガラスケースに並んでる SIM カードを渡してくれます。
かかる時間は10分くらい。

SIM カードを入れ替え、設定する

では、さっそく購入した SIM カードを使えるようにしましょう。
hi! Tourist はユニバーサルタイプの SIM カードになっていて、nanoSIM でも microSIM でも今や見かけなくなった通常サイズの SIM でもどれにも対応可能です。
SIM に溝が刻まれているので、nanoSIM が欲しければそのサイズの溝で取り外せば良いようにできているんです。特に工具などは不要で、手で外せます。
フィリピンなどではまだそうじゃない SIM カードが主流かな?たまに SIM カッター使って nanoSIM に変えてくれたりします。50ペソ(約150円)くらい余分に取られますけど。

私の Xperia Z3 Compact は nanoSIM なので、SIM を一番小さい溝から取り外します。非常に小さいので、できるだけ室内の机の上など無くしにくい場所でやった方が良いです。買ったばかりの SIM はともかく、既存のキャリアの SIM をなくすとかなり面倒なことになります。
まあ私はすぐ使いたかったので、店のすぐそばの階段でやっちゃいましたが。。。

他機種のことは良く分かりませんが、Android の場合は SIM カードの入れ替えはあまり難しくないと思います。特別手が器用でなくても素手で行うことができます。
iPhoneiPad の場合、SIM カードスロットを空けるために針金が必要です。本体に同梱されているはずですが、たいていの人は海外まで持ってきていないと思うので、その場合は SIM カードの販売店に貸してもらいましょう。
ついでにスマートフォンの設定をお願いしてみるのもいいかもしれません。
設定メニューから簡単に言語設定を英語化できるので、それだけやって渡したらやってくれると思います。

SIM カードを入れ替えたら、既存の SIM をすぐにどこかなくしにくいところに保管しましょう。特にないなら筆記用具入れや財布あたりがいいと思います。

入れ替えただけであっさり繋がるようになる SIM カードも多いのですが、Singtel の hi! Tourist の場合そうではありませんでした。
SIM カードの説明書にも記載されていますが、アクセスポイントの設定が必要です。
Androidの場合、以下のように設定します。

設定 -> その他の設定 -> モバイルネットワーク -> アクセスポイント名 -> (+ボタン)-> アクセスポイントの編集

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このスクリーンショットではすでにAPNが登録済みですが、実際に設定する際にはおそらく何も表示されていないと思います。 下記を登録します。

名前:(適当に) APN:hicard

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アクセスポイントの設定項目はこれ以外にもいっぱいありますが、他は未設定のままで構いません。
アクセスポイントを新規追加したら、これを選択して使用できるようにします。

基本的にこの設定だけやれば使えるようになるはず。。。なのですが、私の場合はうまくいきませんでした。おそらく「ドコモ海外利用」という、ローミングサービスを利用するのに便利な公式常駐アプリを入れているせいだと思うんですが、上の設定をやってもすぐ繋がらなくなるんですね。
うまくいかなくてすったもんだしましたが、下記の設定をさらに行ったら解消しました。

設定 -> その他の設定 -> モバイルネットワーク -> 「データローミング」にチェックを入れる

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どうもこの設定が有効になっていないと、「ドコモ海外利用」が勝手にモバイルデータ通信そのものを無効に勝手に変える挙動をしているようなんですよね。多分、ドコモ以外のSIMの利用を想定しておらず、データローミングがオフならデータ通信できないはずだよね、というお節介機能が動いているんだと思います。あくまで想像ですけど。
「データローミング」をONにしない限り、どう設定しても数秒から数分で「モバイルデータ通信」が自動で無効にされてしまい、また一からアクセスポイントの新規追加をやり直す羽目になっていましたが、この設定を行ってからはぴったり収まりました。いやー、すぐ解決してよかった。

あと、ドコモの SIM フリー化端末で海外 SIM を使っていると「docomo ID 設定」というアプリが不定期に起動してエラーを吐くという、場合によっては解決不能な問題が発生するのですが、hi! Tourist では起きませんでした。なぜだろう。。
この現象は単にエラーを吐くだけかつ度々通知されて少々うざい以外は実害はないようなんですが、もちろん起きないにこしたことはないですね。

シンガポールでの携帯利用

シンガポールの携帯電話速度はかなり快適です。もちろん LTE なんですが、体感では日本よりも速いんじゃ?と思うくらい。
日本での通信速度に慣れている人も、あまり不満に思うことはなさそうです。

モバイル通信に加え、シンガポールでは飲食店や観光地域で フリー Wifi を提供していることも多いです。
ホテルに滞在しているなら、たいていのホテルでも利用できると思います。
こちらの速度は千差万別だとは思いますが、おおむね快適で、こちらも日本以上に速く感じることもあります。
日本にサーバがあるサイトの場合はレイテンシが発生しているはずですが、短期間での利用ではそういった不利を感じることはありませんでした。

フリー Wifi は単にパスワードを教わって繋げるだけってところもありますが、ちょっとした登録が必要な場合もあります。
例えばチャイナタウンは全域で利用可能な Wifi がありますが、こちらは簡単な入力項目が用意されていて、登録したらパスワードが SMS で送られるタイプ。つまり SIM カードを購入して携帯電話番号を取得していないと使えなかったりするんですよね。
面倒なので結局このタイプはあんまり使いませんでした。

携帯電話自体の繋がりは非常の良く、ビルの中や地下鉄の中でも圏外になったりすることもなく、速度も良好なままでした。
小規模なビルの地下などには入っていないので、こちらだとどうなるかは良く分かりませんが。
シンガポールは日本以上に IT先進国なので、このあたりはさすがだなと思います。

SIM アプリ

あまり利用する機会はありませんが、hi! Tourist の SIM を使うと勝手に専用アプリが登録されます(画面最下部)。

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ユーティリティソフトという位置づけでしょうか。
hi! Tourist の SIM を利用している時に写真を取り忘れたので、SMART(フィリピンのキャリア)の SIM のもので代用しますが、現在の利用状況などを確認できるようになっています。
例えば 「PREPAID BALANCE」 を選択すると、あとどのくらいの回数や期間の利用が可能か、SMSで状況を知らせてくれる、という具合です。

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hi! Tourist の場合はデータ通信の残容量や残り期間、残SMS回数、残市内通話時間、残国際通話時間を知らせてくれたかな?
当然ながら、この問い合わせで使用されるSMSは無料で利用できます。
残SMS回数が減ることはありません。

日本だと SMS ってあまり使われていないので馴染みが薄いと思うのですが、国外では携帯電話の黎明期にかなり多用されていました。
携帯電話でのインターネット利用の普及は日本ほどスムーズではなかったので、メールの前にSMSでコミュニケーションを取るのが一般的な時期が結構長かったんですね。
日本はキャリアが違うとSMSを使えない時期が結構長かったのも、普及を阻害する要因になっていたのもあります。

そうした背景事情もあって、国外では一部の SIM や load カードで必要な利用開始設定などもすべて SMS の送受信で行うようになっているようです。

さいごに

シンガポールはネット環境に非常に恵まれており、観光での訪問でもネットの恩恵が非常に大きいです。
TripAdvisor のような口コミの旅行スポット情報サイトなどを利用すれば、現地の生の情報を詳細に得ることもできますし。
SIM フリーの端末さえ用意できればあとは非常に簡単なので、英語に自信がない方も、ぜひ現地 SIM を手に入れてみてください。

まあ Docomo ならローミングを利用することで SIM フリー化したり現地 SIM 手に入れたりしなくてもネット接続可能なんですが、高いんですよね。。。

国際ローミングサービス:WORLD WING - NTTドコモ

Softbankau にも同様のローミングサービスはあると思いますが、安かったりするんでしょうか。Softbank は海外でも使えることを以前ウリにしていた覚えがありますけれど。
短期の旅行なら目をつぶれる金額な方も多そうなので、面倒を避けてこちらを選んでもいいかもしれません。
事前の申し込みが必要なサービスですが、「海外1dayパケ」などで一日定額で利用できるので、これはこれで魅力だと考える方も多いでしょう

WORLD WINGのご利用料金

以前は一日の基準が日本標準時だった気がするんですが、現在は利用開始時から24時間になっているみたいですね。 また、国番号などをつけることなく、国内の携帯電話番号そのままで着信できるので、仕事用の場合はこちらを選ぶメリットも大きいかもしれません。

フィリピン留学前には英文法を勉強しておこう

f:id:oakbow:20150802213328j:plain フィリピン留学も3ヶ月を超えました。 今にして思えば留学前の準備はいろいろ不足していました。
今回はそのうち、英文法の話。
なお、基本的に初級向け、TOEIC でいえば 500 以下の人向けです。

英文法の勉強をやる

フィリピンに来る前は、いろんなフィリピン留学サイトやブログで情報収集をしていました。その際にほとんどのサイトで「ひとつでも多くの単語を覚えるべく勉強する」と書いてあったように思います。
理由は、留学期間を少しでも無駄にしないために、事前に一人でできる勉強はやっておくべき、というものです。

理由自体には賛成なのですが、個人的には単語の勉強より英文法の勉強を優先した方がいいんじゃないかな?と思いました。
これは私自身の経験もそうですし、周囲の他の生徒に聞いた話を総合してもどうやらそんな感じでした。
これは多分留学する人の英語レベルにも左右されるのですが、初級以下、TOEIC で言えば 500 点以下くらいでしょうか。

このくらいのレベルだと、そもそも日本の中学校の英語の文法をきちんと習得できていないか、忘れてしまっています。
で、初級の英会話だと中学英語の英文法を超えることはほとんどないと思います。
結構聞きますよね?中学英語で十分なんだ、って。
英文法に限定して言えばこの話はとても正しいと思います。

英文法が分からないとどうなるの?

会話で英文法をまともに使えないと、ひたすら単語の羅列で会話をすることになります。
海外旅行なら多分、最小限の動詞(wantとかbuyとか)と代名詞(Iとかthisとかthat)と、あとは please と How much? と度胸で乗り切れると思います。
でも例えば、あれとあれも買うから安くしてよと値切ってみたり、レストランで今日のお勧めの料理やお酒を聞いたり、通行人にバスや地下鉄を使った目的地への行き方を聞いたり、ってことになるとなかなか難しくなるんじゃないでしょうか。
英語話者と会話を楽しみたいと考えているなら、最低限(=中学英語)の英文法はなかなか避けて通れないと思います。
逆に、海外旅行で必要最低限の英会話を身につけたいって場合は、留学する必要はあまりない気もします。
電子辞書片手に、物怖じせずどんどん話していけばなんとかなりそうです。

英文法が分かるとどうなるの?

英会話の習得にかかる時間を短縮することができ、効率的に勉強することができます。
留学してて思うんですが、中学英語の英文法と高校までの英単語の使用頻度ってかなり高いんですよ。
なので英文法あらかじめやっているかどうかはすごく影響するんです。
また、先生たちは生徒と会話しながら、表現上の間違いを文法的にどんどん指摘してきます。
この指摘内容を理解して改善するためには、そもそも中学英語程度の英文法能力がないと結構きついんですね。
当たり前の話ですが、先生たちは英語で英文法の説明をしてくるので、それを理解するための英語力が必要で、でもそれがないから留学してるんだよね、という、缶詰の中の缶切りのような状態に陥ります。
英単語の場合、どれだけがんばっても知らない単語は出てくるものですし、その場で意味を尋ねたり辞書を引けばすみます。
でも知らない英文法の場合はそうもいかず、結構な授業を無駄に過ごしてしまうことになりかねないんですよね。

例を挙げるとすれば、例えば時制の一致。

  He said that he wanted to hire an assistant.

that の前が主節で、後ろが従属節。
主節の時制に従属節も従っているので時制の一致というんですが、これ、まるで知らずに英語で説明されてもなかなか分かんないと思うんですよね。なんかそういうもんらしい、というニュアンスくらいは伝わると思いますが、下記サイトみたいな解説内容を英語できちんと理解するのはちょっと難しいでしょう。

このように、英語では主節の動詞の時制が過去になれば、多少の例外はありますが従属節の動詞もその支配を受けて過去の方向に変わっていきます。これが冒頭で述べた「時制の一致」で、「話法」をはじめ、英語の複文において主節と従属節の時制に関する通則となっています。
第26章 時制の一致

そんなに難しい理屈ではないので、日本語での説明だったら、たいていの人は理解できると思います。
でも当然先生は日本語しゃべれないので、英語で説明してくる訳でして。先生が何言っているのかまるで分からない状態だと英語力を上げるのはかなり難しいです。
でも英文法の知識がすでにあるのであれば、「あ、これってもしかしてこういうこと言っているのかな?」と先生の言いたいことがだいたい理解できるようになります。

実際には時制の一致程度であれば間違えたところですんなり通じますが、それにも限度があるので、意思の疎通をスムーズにやるためにはできるだけ正しい文法を使える必要がある訳です。
そして英文法そのものは、日本語の分かりやすいテキストなりがあれば独学で学ぶことが出来ます。きちんと習得済みの人に解説してもらえるならそれが一番ですが、それが無理でも日本語のテキストで勉強するだけでもかなり違います。

あとこれは英語に限った話じゃないと思いますが、勉強ってある程度習得していれば習得しているほど学習効率が高くなって、同じ授業を受けていても理解や上達の差がぐんぐん広がるんですね。
下地があるかどうかって結構重要です。

押さえておいた方がたぶん効率がいい英文法

じゃ、具体的にどの辺を押さえておくべきでしょうか。
中学英語と言っても中学三年の英語は結構難しいです。
まずは中学一年〜二年の英文法を押さえておくといいと思います。
余裕があれば中学三年生のも。

中学二年生までの英文法というと非常に簡単な気がしてきますが。。。
特に英語の勉強をしていない社会人の場合、下に挙げるような英文法、きちんと覚えてるって人は少数派だと思います。

  • 品詞
  • 名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、接続詞、前置詞、疑問詞
  • 五文型
  • S + V
  • S + V + O
  • S + V + C
  • S + V + O + O
  • S + V + O + C
  • 時制
  • 現在形、過去形、未来形および各進行形
  • 受け身
  • 疑問詞
  • what, who, whose where, when, how
  • 形式主語(it)
  • 不定詞
  • to + 動詞
  • 比較
  • 原型、比較級、最上級、more、most、as~as
  • 分詞
  • 動詞 + ~ing
  • 現在完了
  • have + 過去分詞

別に完全にマスターしなくてもいいんです。
中学生時代に結構がんばってた覚えがあるなら、ひととおり流す程度に復習すればかなり思い出すと思います。
当時がんばっていなかった覚えがあるなら、今がんばりましょう。
3ヶ月留学した実感としては英語に近道はないので、過去か現在にがんばるしかないです。過去にがんばった貯金がある人が有利なのは当たり前なんです。

項目を挙げはしたものの、多分かいつまんで勉強するのは難しいので、下記のような本で勉強すると早いと思います。 定評のある本なので、中学英語は大丈夫だよ、という方にもより英文法をマスターするためにお勧めです。
末尾に紹介しているブログでもお勧め書籍がいくつか載っているので、そちらを試すのも良いかもしれません。
大きめの書店に行くとおおむね良書がおすすめされているので、そちらで選ぶのも良いですね。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)

ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)

個人的には参考書はせいぜいみっつくらいに抑えておき、なんども繰り返し、暗記するレベルくらいまでやった方がいいと思っています。
たくさんの参考書をかいつまんで勉強する人もいますが、習得の効率はあまり良くないような気がしています。

また、もし中学英語の教科書が手に入るようであれば、こちらも良いかも。
私は試したことがないので効果のほどは良く分かりませんけれど。

とはいえモチベーションが一番大事

英文法やらないと留学するのは無駄、という訳じゃありません。あくまで最大効率を考えるとこの辺習得済みの状態でフィリピンに来るのが理想的という意味です。
英文法って結構地道な努力なので、この辺りの勉強にモチベーションを維持できる人はそう多くない気もします。出来る範囲でやっておくといいかな、と思います。

こんなんやらないといけないなら留学とか無理、て感じるならぶっちゃけやらなくてもいいです。
英文法いっさいやらずに留学しても、期間によるものの得るものは大きいですし、そこそこ話したりできるようにはなります。
英文法の勉強で挫折して留学も英語習得も断念するより、とりあえず留学してみっかくらいの気持ちでもいいと思います。
やってみたら「英文法超大事」って実感すると思いますけど、その後に改めて英語の勉強の仕方を考えてみるのもまた良いかも、と思います。
回り道かもしれないけど、必要があると認識して勉強した方が良く身に付きますしね。

私は結局留学前にまともに時間とれなくて勉強できなかったんですが(言い訳)、おさらい程度にもやっておくとかなり違ったよな、と実感しています。
中高生時代に英語の勉強はがんばっていたので、留学を通して一通り思い出してはいるのですが、あらかじめ勉強しておけば思い出すまでの時間で他のことできた訳ですしね。

単語だってもちろん大事

優先順位で英文法の方が上じゃないか、と思うものの単語力はやはり超重要なのは変わりません。
先に書いたような英文法の勉強をすると多少の英単語を自然と覚えることになりますが、中学英語で習う単語数って正直英会話基準ではちょっと足りないみたいなんですよね。
中学卒業時点でおおよそ 1300 語程度、高校卒業時点で 4000〜6000 程度になるようです。
実際には書いて覚えているつもりの単語でも英会話となるとなかなか出てこないもので、覚えているはずの単語のうち3割程度会話で使えればいい方かな、というのが実感としてあります。

上に挙げた中学英語の英文法を学び終えたら、中学の英単語、その次に高校の英単語を学ぶと良いかもしれません。

さいごに

まとめるとフィリピン留学の前に、英文法を勉強しておいた方がいいよ、という話です。
そういう意味で以下の記事は結構同意するところが多いです。

英語ができるようになりたいなら、とにかく受験英語をやれ

この記事に完全に同意する訳ではありませんが、変に新しめの教材試すより受験英語やった方がいいってのは確かだと思います。

留学した際にどんな授業を学校でやるかというのは学校によって、そして先生によって違うとは思いますが、意外に日本の英語の授業みたいなこともやります。
具体的に言うと、VOA のような長文読解を普通にやります。

長文を音読して発音の不備を先生が指摘。
長文の各段落を英語で要約。
長文の理解力を試すための設問に回答。
文中の単語やイディオムの理解を深めるための英作文作成。
文中の単語やイディオムの理解力を試すための設問に回答。
文中の事柄について英語で意見を述べる。

Reading とか Speaking とか銘打たれた授業ってだいたいどこの学校にもある気がしますが、こんな構成だったりします。
割と高校英語の Reader や Grammar 的。
単純にひたすらしゃべるだけじゃないんですね。
他の授業も、意外に話すだけじゃなく書かせる授業は多いです。
思えば以前にやっていたスカイプ英会話でも、先生によっては結構文法的な解説に時間を割いていました(品詞の単語あまり知らなかったので意味取るの大変でした)。
書いて覚えるって面もあるのだろうと思いますが、多分普通の人が思うよりフィリピン留学では書く授業が多いので、英文法分かってないとなかなか苦しいだろうと思います。